今年の春の鹿児島マラソンに向けて、年明けから毎週水曜日をビルドアップ走の日に定めていた。
後期中年市民ランナーにとって、最大の敵は怪我だが、一方で過負荷の原理の観点から、週に1、2回はある程度追い込む練習をしなければ成長はない。
気持ちいいジョギングだけでも、ある程度距離を踏めば持久力はつくけれど、スピードは身につかないのだ。
雨模様、そして前日は松茸に舌鼓をうちながらしこたまワインを飲み大酩酊、当然の結果としての大二日酔い状態だったので、腹八分のビルドアップ走10km(6:09→4:36)。
その後はダウンジョグで家までの1kmをゆったり走って終了。
やはり心肺への刺激はジョグとは異なるし、筋出力も着地衝撃もジョグとは違う。
おまけにはこの日はソールが硬くて重さもある防水シューズを履いて実施した為に、思いの外ダメージがあった印象だ。
匙加減とか塩梅には十分気をつけながら、次のレースまでの4週間、いや、先日抽選で当たった来年2月のその次のレースまでの3ヶ月、水曜日の憂鬱は続けるつもりである。
50代半ばの衰え盛り、自己ベストを狙うチャンスは限られているのである。
限りある人生、そして極めて限定的な能力しか持ち合わせない自分を最大限に燃やすことが、今の私の目標なのである。
それが箸にも棒にもかからない、悲惨なタイムだとしても、だ。