2022年4月の私の初マラソン、かすみがうらマラソンのタイムは3時間59分程18秒だった。
その約1年後、2023年3月の鹿児島マラソンで3時間44分42秒まで記録を伸ばした。
そして2024年の4月、長野マラソンで3時間36分4秒という自己ベストを記録した。
昨年から8分、初マラソンからは23分速く、肉体的なピークをとうに通り過ぎた50代半ばにして順調に成長しているのが嬉しくもあり、可笑しくもある。
レース前に立てたプランは、入りの5kmを27分、以降5km26分を30kmまでキープし、そこからスパートして3時間40分切りを目指すというものだった。
プランより幾分速いペースで最初から最後まで押し通せた結果、目標を楽々とクリア出来た。
やはりある程度勇気を持って前半から突っ込んでいかなければ、記録更新は狙えないということがよくわかった。
一方で今回は後半の余裕度が全く無い、いっぱいいっぱいのレースでもあった。
持てる力は100%出し切った実感がある。
一応ネガティブ・スプリットではあったが、前半と後半のタイム差は1分半程、つまりは後半はいつものように上げるというより、ペースが落ちないように粘るレースだった。
昨年4月に自己ベストを大幅に更新した鹿児島では後半が7分、そして今年2月にようやく鹿児島を超えた熊本では後半が4分速いネガティブ・スプリットだったが、記録を狙うためには前半余力を残しすぎることなく、極力イーブンペースを刻むのが良い。
さて、あと6分。
たったの6分。
しかし、ここから6分を削り出すことが至難の業であることを、私はよく分かっているつもりだ。
でもここまできたら、マラソン完走者の上位10%しか達成出来ないというサブ3.5を、アラ還には相当高いハードルのサブ3.5を、目指さないという選択はないと、覚悟を決めた。
課題は分かっているつもりだ。
と同時に、シューズに関してはこの目標を達成するための迷いの無い相棒が見つかったことは大いなるプラスである。
自己記録を更新した熊本、自己記録を更新した練馬こぶしハーフ、更に自己記録を更新した長野、そして今回のプラハと、4レース共に走ったこのサッカニー・エンドルフィン・スピード3は、絶対の信頼シューズだ。
体感として、私のマラソンは、エンドルフィン・スピード3以前と以後に分けられる。
問題はエンドルフィン・スピード4の発売に伴い、既に廃版/ディスコンになってしまったことなのだが、
抜かり無く2足購入済なので、あと6レースはエンドルフィン・スピード3で走れそうである。
この靴で目標達成といきたいところだが、さて…。