電車で日帰り可能な郊外の都市を探し、見つけたのがクトナーホラでございます。
とにかく何も考えず行き当たりばったりの旅行スタイルなのでこれも自業自得なのだが、駅の切符売り場でクトナーホラ行きの往復切符を買い求めたところ、次の列車まで1時間以上もあるのだった。
駅前をブラブラして暇つぶし。
プラハ中央駅のホーム。
ヨーロッパですなぁ。
日本の電車とは違いますなぁ。
2等車の切符だったので、2の表示がある車両に乗り込み空いた席に座っていると、チェコ人女性がチェコ語で何か言ってきた。
英語でこの席予約しているのかと訊くと、そうだと英語で返ってきた。
同じ光景は他の席でも見られ、どうやら2等車でも席の予約と立席は区別されているようで、立席チケットでは空きがある時に限り座れるようだった。
1時間弱でクトナー・ホラ到着。
どんよりとした空。
と思ったら、駅の外に出た途端に大粒の雨が降ってきた。
しまった、傘をホテルに置いてきちゃった。
傘なしではとても歩けないような土砂降りだったので、駅の待合室で雨宿り&読書。
土砂降りのチェコの地方都市、無人の駅の待合室で読むドストエフスキーの「白痴」は、妙に心に染みた。
雨が止まなければこのままプラハに引き返そうかとも考えはじめた頃、ようやく雨が上がった。
クトナー・ホラに到着してから1時間が経過していた。
駅から歩いて15分、セドレツ納骨堂に到着。
wikiによりますと、4万人分の遺骨を保管し、そのうち1万人分の人骨を使って装飾を施しているのだという。
残念ながら納骨堂内の撮影は禁止。(ガンガン写真撮ってる白人オヤジが何人かいたが)
ポスターを撮りました。
2階から骸骨シャンデリアは見えたのでパチリ。
この手の施設だと、パリのカタコンブに圧倒された経験があるので、なんだかこじんまりしているなぁという感想だった。
まぁ、規模感で比べること自体が不謹慎ですけどね。
こちらは聖母マリア大聖堂だっけな?
ここから少し離れた場所に聖バルボラ教会という立派な教会があるのだが、雨宿りで時間をくってしまったし、歴史的建造物にもいささか飽きてきたのでプラハに戻ることに。
これがクトナー・ホラ駅。
帰りも立ち席でした。