Everything in Its Right Place

釣り、旅、音楽、食事、酒場探訪、ジョグ等々

千曲川ラン

6時に起きるも外は氷点下の冷え込み。

流石は夏でも涼しい避暑地、長野県である。

 

陽が昇って気温が上がるのを待ち、8時過ぎにホテルを飛び出す。


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旅ラン。千曲川ランニング。

河川敷にはサイクリングロード等が整備されておらず、堤防の上の一般道を走るスタイルだ。

ところどころ信号があり、赤信号を避けるようにジグザクに走る。


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清流。


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しなの鉄道の鉄橋。


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桜はまだ8割がた残ってます。

 


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膝が痛むので抑え気味なペースで10kmで切り上げ。

キリッと冷えた空気と快晴の空、久々に冬ランの気持ちよさを感じることが出来た。

 

旅ラン自体久し振りだったけど、やはり知らない土地で走るということは、とても面白いものだ。

ドライブ中に車窓から見る景色とも、散歩しながら見る景色とも違う、走るからこそ見える景色があるような気がする。

 

何故だかポルトガルリスボンの海沿いの道を唐突に思い出した。広々としたフラットな海沿いの道は延々と続き、そこでは多くのランナーたちが走っていたのだ。

嗚呼、いつかあの道を走りたいなぁ。

 

ひとつの旅は異なる旅と繋がっている。

鯉西(上田)

三度目の上田訪問で、三度目の鯉西である。

清流千曲川の恵み、ここでしか味わうことの出来ないローカルフードは正に絶品。

美味しいワインが旅をしないように、美味しいローカルフードも決して旅をしないのだ。


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鯉の刺身と鯉の洗いの食べ比べ。臭みゼロ。旨味濃厚。刺身と洗いの食感と食味の違いは、甲乙をつけるのではなく、どちらも味わうべきものだ。

 

つなぎにドジョウの唐揚げもらってビールをグイグイ。

嗚呼、労働の後のビールは旨いなぁ。

そしてビールとドジョウは合うなぁ。


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これなーんだ?

小型ブラックバスの半身の唐揚げである。

淀んだ沼に棲み着くイメージの強いブラックバス、清流千曲川にも多数いるそうなのだ。

但し 2019年の台風による大増水で下流に流されたのか、上田近辺での個体数は減っているという。

これも白身で、小さいが故に頭からバリバリ食べられて、本当に旨いのであった。


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合わせますはイワナの骨酒。

出汁と塩分がとけだした熱燗は、えもいわれぬ旨さ。

最高だなぁ!おかわり!そして更におかわり!


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締めは勿論鯉こくであります。

大振りの子持ち鯉がたっぷり入った鯉こく、トロトロの身も、パツパツの真子も、信州味噌薫る汁も、最高過ぎるのである。

 

幸せ。

 

まん防適用外の長野県上田市でも、20時ラストオーダーの鯉西。

コロナは既に全国規模、負けずに乗り切ろうではないか!

 

DDVセンパイともこれにてお開き。

私はコンビニでビールとワインとツマミを買い求め、部屋で独り二次会など。

 

楽しかった今日という日を噛みしめながら、上田の夜は静かに更けていく。

DDVineyard 苗植え

友人のDDVセンパイ(仮名)が新たに入手した圃場に葡萄の苗木を植える作業のお手伝い。


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作業は既に98%が終了しており、一番最後の美味しい部分をわざわざ残してくれている状態でした。

センパイ、ありがとう!


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こんなに小さな苗木。

葡萄の実をつけるようになるまでは、3~4年かかるそうだ。

育てるには何事も時間がかかる。

上田に来る楽しみが、これでまたひとつ増えた。

軽井沢の人大杉には訪れる度に辟易していたけれど、そこから少しだけ離れた上田は手付かずの自然に囲まれた良い場所で、来る度に好きになる。

 

苗植えを終えたら圃場の石拾い。

草刈り機に石を巻き込むと厄介で、更に草刈り機にはね飛ばされた軽石は葡萄の木を傷つけることもあるという。

雑草が生える前に石を取り除くことは、地味だけど重要な作業なのだ。

 

しかし地味な作業ながらも下半身への負担は甚大で、酷い腰痛と筋肉痛を発症した。

 

畑仕事は重労働である。

都会生まれ都会育ちのもやしっこおじさん、ヘロヘロになって作業終了。

 

さ、では近隣の温泉に汗と泥と疲れを流しに行きましょう!

上田は温泉どころでもあるのですよ、ふふふ。

 

上信越道佐久平SA

土曜日、ある目的を持って長野に向かう。

まん防発令前にレジャーを楽しもうと企んでいる人が多いのか、環八も関越道も断続的な渋滞、上信越道に入ってからも交通量が多く、長野県に入ってからようやくクルーズコントロールが使える道路状況になった。

 

佐久平SAでブランチ&トイレ休憩。


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山菜とろろソバ、生卵。

SAの軽食コーナーにしてはお値段高めだけど、黒い田舎ソバを使っているところは流石長野県。美味しいソバです。

 

食後に缶コーヒーを飲み、トイレに寄ったら、さぁ上田に向けて出発だ。

東畑開人「居るのはつらいよ」読了。

評論が対象の大佛次郎論壇賞を授賞したこちらの本。

タイトルはなんのこっちゃだが、「ケアとセラピーについての覚書」という副題から分かる通りで、京都大学院の博士課程を終了した筆者が、沖縄の精神病院で臨床心理士(セラピスト)の職を得ると同時に、併設するデイケアに飲み込まれていく話だ。

 

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作者の言葉によれば、「ガクジュツ書」にカテゴライズされる訳だが、一大スペクタクルの様相を呈したこの本、優れたノンフィクションであり、優れたエンタテインメントであり、優れた私小説であり、優れた哲学書でもある。

「ガクジュツ書」というには、あまりにも芸術的だ。


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私がこの本を手にしたのは、臨床心理士に興味があるからでも、デイケアに通う必要性を感じているからでもなく、敬愛する作家の高野秀行Twitterきっかけでその存在を知り、興味をもったからだ。

高野氏の「面白いもの」に対する嗅覚には、絶大な信頼を寄せている。

 

村上春樹の影響を受けているような文体は、私には馴染みが深くとても読みやすい。

高野秀行の影響を受けているかのようなユーモアある言い回しは、時折たまらず吹き出してしまい、電車で何度か恥ずかしい思いをした。

 

しかし、読み終えた時に受けた感動と感慨は、私の語彙では言語化出来ない感情だった。

つまりは今までの読書体験では得たことのない種類の読後感である。

 

私自身が、会社に「ただ居るだけ」の存在と成り果てているから、何か不思議なシンクロが起こったのかもしれない。

 

当初は臨床心理士であることのみに重きを置いていた筆者、セラピーとケアを対極と捉えて対比表まで登場したが、徐々にこの2つの概念は対立するものではなく、相互補完的な関係にあるというアウフヘーベンが起こる。

 

「優れた知性とは、二つの対立する概念を同時に抱きながら、その機能を充分に発揮していくことができるということだ」

とは、村上春樹がそのデビュー作でも引用したスコット・フィッツジェラルド箴言だが、この言葉を思い出した。

 

筆者がデイケアを去る本当の理由は語られない。何故かICレコーダーが不可欠な職場になっていた、という暗示が呈示されるだけである。

そしてデイケアの闇を浮き彫りにした会計の声。ケアを脅かすニヒリズム。これらに対するアウフヘーベンも起こらない。

多分これらは永遠の課題として残っているのではないか。

と書くと、中途半端な本のようだが、これは小説ではなくガクジュツ書なのだ。

伏線が回収される必然はない。

 

2019年2月25日に初版が発行されたこの本、私が購入したのは2020年1月1日付けの第6刷だった。

9ヶ月で6刷。

ガクジュツ書にしてはおかしい増販頻度である。

 

全てにおいて規格外、ということで。

 

 

いきなりステーキ東中野店

やぁ、みんな(  ̄ー ̄)ノ

ボク、いきなり君だよ!

 

会社を午後半休して、東中野まで映画を観に行くことにしたんだ。

国際的平和の使者であるいきなり君としては見逃すわけにはいかない映画、下らない仕事なんかしてる場合じゃないよね、ハハハ!

 

でもその前に遅めのランチにいきなりステーキ東中野店に立ち寄りさ!


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いきなりサーブされるプラチナ会員特典のグラスワイン。


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そしていつものワイルドステーキ300g、コーン抜き。

うーん、パサついた食感のちょっと残念な肉、でも相手は牛だもの、クオリティにバラつきがあるのはある程度仕方ないよね。全然問題ないよ、これからも応援するよ!

 

しかし会員ステータスが年末まで延長されたことにより、これは来年の上期もプラチナ会員ステータスを維持出来るかもしれないな。

ことによると、ダイヤモンド会員にランクアップしちゃうかもしれないぞ!

そしたらシド・バレットと化して、シャイン・オン・ユー・クレイジー・ダイヤモンド・いきなり君を名乗っちゃおう!

ボクの帽子はいつだって不気味に笑うのさ、ハハハ'`,、('∀`) '`,、!!!

 

じゃあみんな、またね(* ^ー゜)ノ

ゴールデンバガン(曙橋)

ミャンマーのクーデターから2ヶ月あまり。

 

暗澹たる気分が続いている。

 

2018年末から2019年始にかけて旅したミャンマーの記憶新しく、旅でお世話になったり関わったりした人々を思い出さずにはいられないのだ。

 

何かアクションを起こしたいのだが、何をしたら良いのか分からずにモヤモヤしていた。

 

そんな折りに、ミャンマーに関わりの深い作家の高野秀行氏が、講談社現代webに寄稿した文章を読んだ。

 

三回に渡る連載形式のその記事は、

機会があればミャンマーレストランへ行って美味しく食べ、最後に「頑張って下さい」と声をかけてください。それがミャンマーの人たちへの何よりの支援になりますから。

と結ばれていた。

 

そうだ、ミャンマー料理店に行こう。

 

私は前職の同僚で、私同様にミャンマーを一人旅したことのある古い友人を誘い、曙橋のミャンマー料理店、ゴールデンバガンにお邪魔した。

 

この店も高野氏の推しの店のひとつだが、よく利用する都バスの車窓から見えるので、その存在は随分と昔から知っていたのである。


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お通し。


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高野氏のお気に入り、豚肉と発酵タケノコの煮込、白身魚のバナナの葉蒸し、そして私のリクエストの発酵ソーセージ。

これらは全て少数民族シャン人のシャン人によるシャン料理なので、私はいずれもミャンマーで食べたことのないものばかり。

しかし、スパイスと香草の効いた紛うかたなきアジアの料理、旨い。


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そして締めはミャンマー国民食、モヒンガーを頂きます。これは懐かしい味だ。

 

高野氏が件の記事の中で「まるで学級委員」と書いていたオーナーのモモさんともたくさん話をした。

とんでもない話もたくさん聞いた。

でもそれは書かない。

 

クーデターは支持しない、軍の行為は許されない、民主主義の為に闘うミャンマーの人々を断固支持すると伝えた。

そして、店の募金箱に幾ばくかの寄付をした。

 

そうだ、これでいいのだと思った。

自分の手の届く範囲、自分が手渡せる範囲で出来る支援に、手応えと実感がある。

 

クラウドファンディングにだって当然意義はあるけど、例えばその高い手数料には何か納得が出来ない気持ちが残る。

それに何か免罪符的というか、だったら香港は?タイは?そもそも東北や熊本の復興だってまだ道半ばでは?と言った具合に、次から次へと支援すべき案件が浮かび、混乱してしまう。こうなっちゃうと身動きがとれないのだ。

 

距離感も大事な要素だ。

やらぬ善よりやる偽善が尊いとしても、24時間テレビには関わりたくない。

 

やはり手応えと距離感の問題なのだ。

 

終わりの見えないミャンマーの危機的状況は、残念ながら暫く続くだろう。

だったら私は折りに触れてミャンマー料理を食べに行き(実際ミャンマーで食べたどのミャンマー料理店より旨い)、支持の気持ちを伝えよう。

 

これでいいのだ。

いや、ミャンマーの現状はちっともよくないのだが。


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写真はミャンマー旅行の時にバガンで丸二日チャーターした馬車。

馭者のウチェさんと、牝馬のミンニョ。