年末に風邪をひき、水曜日の憂鬱、ビルドアップ走を一回休止した。
のみならず、体調不良が長引き3日連続でランオフ、これは6月にコロナ罹患して以来の長期離脱だ。
たかが一回、たかが3日と言うなかれ、第100回箱根駅伝で優勝候補の一角と目されながら、まさかのシード権外13位に沈んだ中央大学は、年末合宿の後に部内で風邪が流行、コロナでもインフルでもないのにそこから1週間でコンディションを戻すことが出来なかったという。
積み上げたものが崩れ去るのは一瞬で、そこから再び積み上げるには時間がかかるのである。
そんな訳で三が日だが1月3日は水曜日。
箱根駅伝復路を見届けた後に、意を決して走りに出た。
鼻が詰まって口呼吸、そして止めどなく溢れる鼻水、見るも無惨な穢らしい走りである。
それでも今日は水曜日、右肩上がりで速度を上げなければならないのだ。
5〜7km辺りでめちゃくちゃ苦しくなった。
「もう、止まっちゃおうよ。」
何度も私の中の悪魔くんが囁きかけてきたが、なんとか振り切り10km完了。
いや~、キツかった。
体調が万全ではないとは言え、今日の私は2週間前の私よりも確実に遅い。
今年はフルマラソンでサブ3.5(3時間半切り)を心中密かに期しているのだが、現状では挑戦権すら得ていないというのが現実だ。
これがまだ30代、いや、せめて40代なら2年ががりで目標を達成しようという長期ビジョンを描けるのだが、こちとらアラカンの仲間入り、走力の向上と、老化による基礎体力の減少という二律背反の中で藻搔いているのである。
気がつけば次のレースまであと6週間しかない。
サブ3.5は遠いが、先ずは自己ベストの更新を目指してあと5回水曜日の憂鬱を続けてみよう。
目標のある人生は豊かなものだと自分を鼓舞しながら。それがいかにささやかなものであろうとも。