1月21日(日)。
私はエントリーしていた赤羽ハーフマラソンのスタート地点に立つことなく棄権した。
マラソン人生初めてのDNS(Do Not Start)である。
天気は冷たい雨に風。
そして前日は終電まで仕事をし(酒を飲んでただけのようなものだが)、当日も夕方から仕事。
4週間後に迫った本番のフルマラソンの為の刺激入れとしてエントリーした赤羽、ここで無理してコンディションを崩してしまったら本末転倒なので、この判断は賢明だと思うことにした。
その代わり、走り込みが必要な時期であることには変わりないので、20日(土)に小雨模様のなか20km走を敢行した。
大雨になっても大丈夫なように防水シューズを履いて走ったのだが、この靴、クッション硬めで重めの堅牢シューズ、スピードを出すには向いていないので怪我予防の為にペースはハーフマラソンのレースペースから約1分/km落として完全なジョグにした。
私を含めて、学生時代、持久走とは長い時間無理矢理走らされる苦行、というイメージが付いている人が大半な為、「20km走る」というと罰ゲームのように捉えられがちである。
しかし走り慣れた人間からすると苦行とはむしろ真逆で、とても気持ちが良いものだ。
思い返せば、マラソン前の鍛錬期にスピード練習を増やし、何処かしらを痛めるというのもある種のパターンと化していた。
改めて考えるまでもなく、3時間30分切りに遠く及ばない現在の私の走力からすれば、
スピード<持久力
という図式は疑いようがないのであった。
赤羽ハーフマラソンをDNSしたことを前向きに捉え、今回は無理にスピード練習を増やすのではなく、持久力を鍛える方向で仕上げてみようと思う。
マラソンとは、つくづく考えるスポーツであるなぁ。
そこが面白いのだけれど。