本社移転作業に伴い強制テレワークとなったある日、以前から気になっていた武蔵新田の中華麺舗虎へ行ってみた。
店内の壁にびっしりと貼られたメニューの数々、吟味していたら永遠に決められそうになかったので、ランチセットの中から最も気になるメニューをチョイス。
黄金色に輝く泡立つ炭酸飲料を飲みながら着丼を待つ。テレワーク最高!
それとなく店内の壁を見ると芸能人のサインだらけ、どうやら多くのドラマで舞台として使われていたらしい。
確かに店内の雰囲気は典型的な昭和の町中華、何処か台湾を彷彿させるところもあり(台湾も古き日本を想起させる場所が多いのだ)、初めて来たのに懐かしい。
もやしラーメン着丼。
ほう、餡掛け仕様ですか。
なかなか旨い。
町中華的に正しく旨い。
盛りが雑な半チャーハン。
おっ?
パラパラの仕上がり、これは町中華的には珍しいな。
味も悪くない。
後から入ってきた若者二人組が、焼餃子と水餃子を大量にオーダーして酒盛りをしていた。
やけに旨そうに見えた。
次は絶対に餃子を注文しよう。
もっと早く訪ねるべき良い店だったな。
迂闊にも程がある。
再訪は必至だ。
と言いつつも、他にも宿題になっている老舗町中華が近隣には何軒もあるのだった。
ひとつひとつ潰していかないと。