賢明な読者諸氏はお気づきだろうか。
ブログタイトルに、少し手を加えたことを。
いや、それ以前にそもそも読者なんてほぼいないのだけど、このブログは、遅れてきたマラソンランナーが日々足掻くさまを、それでも諦めない心を、もっと赤裸々に綴ってみたくなった。
先日の長野マラソンの1週間前に、私は晴れてアラカンの仲間入りをした。
四捨五入すれば60、正に人生の黄昏時である。
コロナ禍とあり得ない会社の仕打ちに削られた心を繋ぎ留める為、という理由は後付けかもしれないけど、ともかく2020年10月から本格的に走り始めた。
力試しのつもりで2022年4月に走った初めてのフルマラソン、かすみがうらマラソンでは、35km以降のあまりの苦しさに2度と走るものかと思ったのだが、その時の記録がグロスで4時間0分20秒、ネットで3時間59分18秒という、胸を張って「サブ4」と言うのが憚られる微妙な記録であり、逆にそれが原因でハマってしまった。
55 歳初レースの長野マラソンは、今年2月に熊本城マラソンで記録した自己記録を一気に5分以上更新する3時間36分04秒で完走、これってもう3時間30分切り、所謂サブ3.5を狙わざるを得ないところまで来たのだと観念した。
一般的な人のイメージするマラソンって、2時間10分程で終わる競技なのだと思う。
それはテレビで見るアスリートの基準であり、市民ランナーのマラソンとは距離が同じだけの違う競技だ。
私のレベルからすれば、市民ランナーの勲章であるサブ3、即ち3時間切りのランナー達も私とは異なる次元の別種目だ。
市民ランナーの目標はまずは完走。
次いで完走者の上位30%しか達成出来ないというサブ4、つまり4時間切りが目標となり、サブ4を達成すれば晴れてマラソン中級者となる。
そこからサブ3.5を目指すランナーは、肌感覚的には多分あまり多くない。
この壁は完走者の上位10%しか達成出来ないと言われており、つまりは中級者と上級者を隔てる壁なのだ。
1km5:41で達成出来るサブ4のスピードは、それが42km持続出来るのかということ置いておけば、ランニングを趣味としている人なら多分誰でも出せる。
しかし、サブ3.5に必要なのは1km4:58ペースで42km走り続けることで、4分台というのはサブ4とは確実に別競技になる。
気が重い。
しかし不可能ではないかもしれない。
加齢。
その本質的悲惨さ、無惨さ、残酷さ。
発想はなるべく柔らかくしようと、周りに多々いる糞石頭反面教師共を悪い実例として同じ轍を踏まないよう意識はしている(ものの年々固くなっている自覚はなくもない)が、フィジカルの衰えはだけは如何ともし難い。
肩が痛い、腰が痛い、飲みすぎると直ぐ寝ちゃう、でも夜中に必ずトイレに起きる、アレがああなり、それがこうなる。
枚挙に暇がない。
「いつかやろう」「そのうちやろう」という棚上げ感は、若者の特権だ。
私は、明日死ぬかもしれないというメメント森の中で日々を精一杯燃やすとともに、永遠に死なないつもりでチャレンジし続ける必要がある。
実際には毎夜のんだくれて少ない残り時間を大いに無駄遣いしているし、苦しいの嫌いだから頑張る練習は週に1,2回のみで、あとはのんびりと気持ち良く走るだけで、到底チャレンジとは言い難いのだが、それはそれとして。
チャレンジ出来る回数は少ないのだ。
やるしかないのだ。
アラカンランナーのみんな!いや、アラカンチャレンジャーのみんな!共に頑張ろう!!
さて、こんな前置きの後に書くのはそぐわないのだが、今は長野マラソンからのリカバリー機関なので、毎朝ゆっくりと走るのみ。
この日もそんな感じでした。
時分にご褒美上げるようなタイミングじゃないのだけど、ま、国民酒場に寄るぐらいは多めにみてね。
コロコロ厚揚げ200円。
元祖酎ハイ300円。
締めて1230円は安い!
国民酒場を名乗るのは伊達ではない!
じぃえんとるまんは真に国民の味方だ!
でも近々値上げをするのだそうです。
ま、そりゃそうだよね、何もかも値上がり(所得以外)しているこのご時世ではね。
値上げして尚安いじぃえんとるまん、その挑む姿勢は断固支持。
やっぱり挑まなくちゃね!