のんびりとランチを摂る暇がなかったので、松屋のカレーブランド、マイカリー食堂に初めて入ってみた。
ハイテク券売機に軽く驚きつつ、そして目当てのメニューがなかなか見つからず戸惑う。
時代に取り残された世代の悲しみ、大炸裂である。
これがベストと思った訳ではないのだが、メニューの全容解明をするには更に時間がかかりそうだったので、目に付いたごろごろ野菜カレートッピングビーフで手を打つ。
生意気に890円もします。
…。
……。
………。
全然提供されないじゃないか!ファストフードのくせに!!
後ろの食券番号にも次々に抜かれ、いい加減に文句というか問い合わせをしようと席を立ったところで、私の食券番号がようやく呼ばれた。
それがコレ。
一口食べて愕然としたのは、ライスが冷たく、表面が乾き始めていたということ。
うーん、恐らく注文と同時にライスがよそわれたのだろう。
その後オペレーションの不備か、もしくは何らかのトラブルでカレーの完成が遅れたのだと思われる。
たっぷり15分くらい放置されていたのだろうな。
冷やご飯にカレーをかけたって、旨いわけがない。
家で冷やご飯にカレーをかける時だって、冷やご飯はレンジで温め、カレーはコンロで温める。
旨い、不味い以前の問題だな。
ファストフードに過度なホスピタリティを求める方がお門違いだとは思うが、ホスピタリティ以前の問題だとも思う。
店員は食事を提供しているという矜持はなく、配合飼料をバラ撒いている飼育員に過ぎない。
俺は家畜じゃねえ!
カレーソースもスパイシーではあるが塩味が強すぎるし、ロクなもんじゃない。
近くのインネパレストランでは、これにサラダとドリンクが付いて950円で提供している。
勝負にならないし、比べること自体がホスピタリティの高いネパール人店員さん達に失礼だ。
日本風のカレーが恋しければCoCo壱番屋だってあるし、キッチン南海の流れを汲むヨッチもある。
気分最悪、二度と行くことはあるまい。