朝イチから新宿で仕事らしきものをした後は、昔を思い出して桂花ふぁんてんへ。
ビルの建替えで地下に店舗を構えるようになった桂花ふぁんてんに昔の面影はなく、また経営破綻して同郷の味千に救済されて再建してからというもの、メニューも昔の頑固一徹硬派路線一直線の面影はないが、大学時代一時週に2〜3回ペースで通っていた桂花ふぁんてんこそ、私のラーメンの原風景なのである。
何故瓶ビール(スーパードライ中瓶)が690円もするのか?
太肉麺、1150円。
フラグシップメニューが1000円を超えるのは時代の趨勢か、ビール程の割高感はない。
昔の非常識なボキボキ麺とは変わり、常識的な範囲の太さと硬さの麺、面白みはないけど普通に旨い。
スープも当たり外れの大きかった当時に比べると、安定感がある。
私のノスタルジーを刺激するには充分なクオリティであり、最早私のソウルフードとは呼べないまでも、たまに味わうのはアリです。
しかしこのメニュー構成、桂花らしさが失われてしまった悲しみは拭えない。
そういうのも老人の感傷に過ぎないのかも知れないが。