強烈な寒波が到来して、東京の街も今シーズン一番の凍えるような寒さ。
そんな時には札幌ラーメンがいい。
江戸川橋、三ん寅。
味噌チャーシューめん味薄め(1150円)+味玉(150円)=1300円。
やはり寒いときこそ札幌ラーメンはその真価を発揮する。
ラードたっぷり濃厚な味噌スープが旨い。
いかにも札幌的な、黄色い縮れ麺が旨い。
半熟の茹で卵が旨い。
パサパサがデフォルトなチャーシューが、この日はジューシーで旨い。
チャーシューに乗ったおろしショウガが旨い。
おろしショウガも特に寒い日ほど、その真価を発揮する薬味だ。
いやー、旨い。めちゃくちゃ旨い。
とりわけ寒い日に食べるランチとしては、最高の選択だったのではないだろうか?
昨年の2月、初めて訪れたウラジオストクの最初の夜に私を温めてくれたボルシチのように、料理とはその土地に根差した発展を遂げるものである。
凍えるような寒さの東京で、札幌ラーメンが特に旨く感じるのは、必然だろう。
身も心も、あるいは身か心かが凍えたら、また来よう。
ごちそうさまでした。