疲労を抜くためにスローに走る。
所謂アクティブレストという概念は以前より知ってはいたが、月間走行距離が長くてもせいぜい50km程度の私は「追い込み」とは無縁なので、試したことはなかった。
しかし10月の走行距離は諏訪湖ランと丹沢湖ランのお陰で95kmまで伸び(しまった、あと5km走っておくべきだった)、しかも丹沢湖ランの翌日には越前岳登山まで。
そのせいか、帰宅翌日の日曜日には筋肉痛とも異なる、下半身のダルさを感じていた。
走るクセのついている今こそ、疲労抜きジョグを試す良い機会かもしれない。
1000mの全力疾走の倍のペースが最適とのことなのだが、1000m全力疾走なんてしたことないし、疲労抜きジョグの前に適切なペース知る為に1000m全力疾走して疲れを溜めるのも本末転倒なので、1km6分半から7分のペースをターゲットにスタート。
ところで意識的に遅く走るというのもなかなか難しいものである。
最初の1km、相当ペースを抑えたつもりが6分12秒。
これではいかんと更にペースを抑えたつもりが、次の1kmは6分5秒にペースアップ。
次の1kmは6分26秒まで落ちたが、無理矢理ブレーキかけてるような、不自然な走り方になっていたようで、ハムストリングよりも前腿使って走っているような感じ。摺り足のようにフォームが乱れていることを自覚。
4kmからはコツを掴み、フォームを崩さず安定的なペースで走れるようになってきた。
そう言えば、以前たまにやっていたLSD走がこんなペースだったな。
感覚さえ掴んでしまえば実に気持ちがいい。
息は全く上がらず、少し弾む程度。
それでいて歩いているのとは違う筋肉を使っている感覚がハッキリとある。
いやー、どこまででも走れそうな錯覚を感じるなー。
ネットで掴んだ情報によれば、疲労抜きジョグは30分ぐらいで充分、1時間を超えてはならないとのことだったので、8km52分で終了。
さて、肝心の疲労抜きに効果があったのかどうかは、イマイチよく分からなかった。
しかし、走っても走らなくても同じ疲労度なら、走った方が良いという考え方もあるだろう。
次に脚を追い込む機会があれば、もう一度試してみよう。