Everything in Its Right Place(SUB3.5 or DIE)

マラソン(PB3:36:04)、バンド(ベース担当)、海外独り旅(現在26ヵ国)、酒(ビール、ワイン、ウイスキー)、釣り(最近ご無沙汰)をこよなく愛する後期中年者の日常。フルマラソン・サブ3.5を本気で目指すことにしてしまった。

あおもり桜マラソン振り返り

自称晴れ男の私だが、あおもりマラソンは初めての雨のレースとなった。

 

しかし、晴れ男パワーの残滓が雨雲を吹き飛ばしたのか、降りしきる雨もスタート時には小雨に、そしてレースの途中で完全に止んだのだが、雨が止むと同時に吹き始めた猛烈な暴風には手を焼いたと言うか、脚が焼かれたというか、とにかく苦しめられた。

そういえば昨年のつくばマラソンも後半は暴風となったんだったな。

自称晴れ男は、嵐を呼ぶ男でもあるようだ。

 

さて、3時間40分切りを目標にしていたあおもり桜マラソンだが、レース2週間前のソツケン(15kmビルドアップ走)で燃え尽きてしまったのかその後コンディションが上がらず、天気予報も雨と風のアゲインスト。

 

これではとてもじゃないけど3時間40分切りは無理、突っ込みすぎて崩れたら後悔しか残らないと、レース前日に目標を鹿児島マラソンで記録したPBの3:44:42に下方修正して臨んだ。

いや、正確に言えば、行けるところまで鹿児島マラソンをトレースし、結果としてあわよくば1秒でも鹿児島の記録を超えることが出来れば最高と、セコい願望も心の奥底には秘めていたのだが。

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走り始めに両スネが攣るアクシデントというか悪癖に見舞われ、更に水溜りに靴が水没してやる気を喪失、前半はとにかくテンションが上がらなくてリタイアばかり考えていたが、尻上がりに調子があがり結果は3:45:23と、自己ベスト更新はならずも、ほぼ狙い通りの記録にはまとめることが出来た。

実際に天気は悪く、特に37kmの折り返しを過ぎてからの猛烈な向い風には身も心も削られまくった。

悔しさよりも安堵感と達成感が上回ってしまったのは、これが今の私の全力を出し切った結果なのだと素直に受け止められたからだろう。

 

一方でアップダウンの連続だった鹿児島に比べるとフラットなコース、レースの規模も小さいのでコース上の混雑もなく、条件さえ良ければ自己ベスト更新を狙うレースとしてはうってつけだった。

リベンジはアリやナシや。

 

そして後日、両大会の公式記録を見比べていて気が付いたのだが、実は40kmまではあおもり桜マラソンが鹿児島マラソンを上回っていた。余裕度も気持ちも鹿児島の方が勝っていたので、これは意外な発見だった。

鹿児島ではラスト2.195kmを10分13秒(1km4分38秒ペース)と閾値以上のラストスパートが出来たのに対し、あおもり桜マラソンでは11分10秒(1km5分03秒ペース)と、ラストスパートはしているものの鹿児島程には上げられず、このラストの差がそのまま結果の差となっている。


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でも、ラスト7kmの台風並みの向い風、これがもし追い風だったら、いや、せめて無風だったら、3時間40分切りはならずとも、自己ベストの更新は出来たかもしれないのではないか?と思わないでもない。

スプリットを見る限り、右肩上がりのネガティブスプリットを今回も刻めていたのは収穫だ。

 

さて、課題はハッキリした。

42.195kmを3時間50分以内で走りきる脚は出来ている。鹿児島で記録した自己ベストはまぐれではない。

一方で、3時間40分以内で走りきる為には1kmあたり5分12秒以内をキープするスピードが必要な訳だが、この1kmあたり5分12秒というペースに対する余裕度が全然足りていないのだ。

元々運動音痴の鈍足で、年齢も年齢だし、一番苦手なのがスピードだという自覚はある。

でも初マラソンから1年で、記録を15分縮めることには成功した。

 

サブ4達成条件速度の1km5分41秒というペースは、1年前にはそれなりに大変だったのだが、今では速めのジョグという感じで走れる。

秋からのシーズンで3時間40分切りを達成すべく、まずは5km22分を切れるスピードの獲得を目指していこう。

 

でもいったいどうやったら良いのだ?