Everything in Its Right Place(SUB3.5 or DIE)

マラソン(PB3:36:04)、バンド(ベース担当)、海外独り旅(現在26ヵ国)、酒(ビール、ワイン、ウイスキー)、釣り(最近ご無沙汰)をこよなく愛する後期中年者の日常。

巌哲(早稲田)

あれは一体何だったのだろう。

確かめに行こう。

と、早稲田遠征、目指すは厳哲。


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二度目の鮪塩冷やし。

前回は何が何だか分からないうちにハードなパンチを浴び続け、1RでKO敗けを喫したので、今度は心を落ち着けて、スープを一口。

 

いきなりノックアウト。

なんだ、この複雑な旨さは。

ため息しか出ない。

 

よく見ると、ローストビーフには飾り包丁。

食感を柔らかくすると同時に、スープもよく馴染む工夫だろう。

芸が細かい。

圧巻は漬け鮪。香ばしくスモークしてあるのだ。深みのある味、ねっとりとした食感もよく、マグロをここまで美味しく食べさせるラーメンは他にはあるまい。

そしてなにより麺が旨い。

少し硬めに茹でたストレートの細麺をしっかりと冷水で締めており、豊かな小麦の味、喉越しも抜群に良い。

 

降参。

本当に参りました。

 

1700円の強気のプライシングも宜なるかな、つまりは圧倒的な手間とコストがかかっているのだ。

これは淡麗系ラーメンのひとつの到達点ではなかろうか。

 

しかし、こういうのを食べちゃうと、逆にワイルドでジャンクなラーメンが恋しくなったりする。

これがラーメンの多様性というものだ。