Everything in Its Right Place(SUB3.5 or DIE)

マラソン(PB3:36:04)、バンド(ベース担当)、海外独り旅(現在26ヵ国)、酒(ビール、ワイン、ウイスキー)、釣り(最近ご無沙汰)をこよなく愛する後期中年者の日常。フルマラソン・サブ3.5を本気で目指すことにしてしまった。

埼玉屋(東十条)

年度末。

余った予算消化を兼ねて、とんとご無沙汰だった東十条の埼玉屋へ。

 

暴風で電車が止まり焦ったが、お陰で出遅れたのは我々のみならず他の客も一緒で、開店5分前到着で先客3名。

余裕で入れました。

 

この日は久々に大将も焼き場に立っていた。

大将の焼き加減はジュニアよりもレア傾向が強く、半生、いや、9割生のレバーに打ち震える。

 

牛、レバ、ハツ、シロ、チレ、ネギマ、タン、カシラ、シャモ。

お任せ串9本に、クレソン、ポルコ、煮込み、バケット、牛刺しを貰ってお腹も心も大満足。

 

飲み物は生ホッピーからのレモンサワー、レモンサワー、レモンサワー、締めの一杯は大将オススメの濁り酒でお会計。

 

我々(というのはサマーな後輩(仮名)と私だ)の顔を見るなり、

「おおっ、久し振り。元気だったか?」と固い握手を求めてきた大将、会計後も

「また来てくれよな」と固い握手でお別れだ。

クセの強い接客も、根底にあるのは高いホスピタリティだ。

ホスピタリティが高過ぎて誤解も招くことも少なくなさそうだが、慣れた我々には心地好さと感謝しかない。


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店を出てもまだ18時前。暮れなずむ東十条の街を北へ向けて歩く。

下町というのは良いものだ。

そして埼玉屋は良い店だ。

 

大事な店は大事にしなくちゃ。

それはとりも直さず、通い続けるということに他ならない。

 

また来よう。

しかし、誰とだって構わない、という訳にはいかない。

この店は人を選ぶのだ。

それは大将やジュニアが客を選り好みするという意味ではなく、誘う相手を私が選ばざるを得ないという意味合いにおいて、だ。

大事なものは分かち合わない方が良い、分かち合いたくもない、というタイプの人間が多いのである、残念ながら。