熊ぼっこ。
どういう意味なのだろうか。
熊は動物の熊だとして、問題はぼっこだ。
ますます意味がわからない。
考えるな、感じろ。
これは熊ぼっこという名の、ラーメンと定食を提供する、護国寺にある食堂についての記事である。
その存在こそ、かなり昔から知っていた。
カウンターしかない文字通りうなぎの寝床のような食堂、しかもその手の店の出入り口はカウンター席の背中側、即ち長方形の長辺側に出入り口があるのが普通だが、熊ぼっこでは短辺にしか出入り口がないという地獄のような構造で、普通の感覚の持ち主であれば、入店を躊躇わざるを得ないのだった。
しかし、ひょんなことから当社デス部のエロス系先輩とヘル系後輩がこの店を贔屓にしていることを知り、怖いもの見たさで行ってみたのだった。
メニューは豊富、いや、豊富過ぎるにも程がある。
ラーメンだけでも多種多様だが、さらに醤油、味噌、塩のとスープも3種類に分かれている。
もう考えるのも面倒になっちゃって、オーダーしたのは生姜焼き定食。
お値段驚愕の550円!
味は普通。
なんとなく学食を思い出すような味だし、経験したことはないけど、刑務所の飯ってこんな感じかもしれない。
今日日、550円で定食が食べられて、しかも味が普通であるということは、コスパ的には最高峰なのではないだろうか?
いや、アリだな、この店。
他の店も試してみたくなった。
ランナーに米は必須の食材だし、これはリピート必至です。