先日久々にランチ時に訪れたところ、長蛇の列で泣く泣く諦めた渋谷の名店喜楽。
夕方から渋谷で仕事が入り、再訪の機会は思いがけず直ぐに訪れた。
並びはなしだが店内はちょうど満席、2,3分待ってから店内へ。
瓶ビール。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
夢にまで見たもやしワンタン麺。
この店は塩味の五目ワンタン麺も、チャーハンも、餃子も、何でも旨いのだが、久々に訪れたとなると我が心の故郷であるもやしワンタン麺1択になってしまう。
桂花ラーメンの太肉麺や、新雅のニラソバと同じ理屈だ。
いやー、ウメエ。
焦がしネギ香る醤油スープに大振のワンタン。
そして何と言ってもこの太麺が最高である。
初めてこの店のもやしワンタン麺を食べたのは大学生の時たが、その頃は桂花ラーメンにどっぷりだったのでこの麺の太さを何とも思わなかった。
むしろ特徴の薄いラーメンだな、などという不遜な感想を持ったのだが、今風改めて向き合うと、この一杯は唯一無二な個性の塊である。
シューシューと謎の声を発しながら鍋を振っていた名物オヤジも、ニコリともしないレジの名物女将も最早おらず、厨房の中はネパール人と中国人しかいない(多分)が、それでも変わらない喜楽の味は、私のノスタルジックな琴線に触れまくるのだった。
やっぱりいい店だな、喜楽。
私の青春の味、たまにはこなくてはのらないのだ。