Everything in Its Right Place(SUB3.5 or DIE)

マラソン(PB3:36:04)、バンド(ベース担当)、海外独り旅(現在26ヵ国)、酒(ビール、ワイン、ウイスキー)、釣り(最近ご無沙汰)をこよなく愛する後期中年者の日常。フルマラソン・サブ3.5を本気で目指すことにしてしまった。

ズッコケ道中シドニー編

ひとつ歯車が狂うと、延々と負の連鎖は続くのであった。

 

羽田空港国際線ターミナル(第3ターミナル)の保安検査場の混雑が酷いというので3時間前に着いたところ、航空会社カウンターも保安検査場もガラガラで、チェックインから出国手続きまで10分程で終了、私は時間を持て余してビールを飲みすぎてしまったのであった。

ところで、エクストラチャージを支払ってまでフロントロウを押さえたのは、私を待ち受けるレースに備えてしっかりと寝るためだったのだが、この席は非常口の横なので緊急事態には客室乗務員の手助けをする必要があり、ネイティブ並みの語学力が必要なのだとカウンターにて暗に席の変更を求められたのだった。

勿論ネイティブ並みの語学力などというものは持ち合わせていないが、私はそのまま席をキープした。

搭乗後に客室乗務員からテストがあると告げられたが、結局そんなものは特になかった。

 

搭乗直前に自販機で水を購入しようとしたのだが、お釣りは出て来たのに商品が出て来なかった。

地上係員に助けを求めたが、彼女に出来ることは自販機を叩くことだけであった。それは既に私も試し、無駄だったのである。

 

飛行機の隣に座った女性は足癖が悪く、脚を組んでフラフラと動かし、その足は何度も私の脚を蹴り、ゆっくりと眠る為にエクストラチャージを支払ってフロントロウを押さえたというのに、全く熟睡出来なかった。

 

定刻通りにシドニー空港に着いたカンタス機だったが、ボーディングブリッジが故障したとかで実に1時間も機内で待たされた。

 

くたくたで荷物のピックアップに行くと、回転するベルトコンベアに私の荷物が見つからないのであった。

 

空港職員に訪ねると、別のカルーセルにあるかもしれないと言われて行ってみると、そこはオーバーサイズ専用の受け取り場所であった。私の小さなスーツケースなどあろうはずもなく、絶望的な気持ちで殆ど誰も居なくなった元のカルーセルに戻ったら、ようやく私の荷物が流れて来たのであった。

 

日本で用意したSIMカードを入れてある海外用携帯の電源を入れると、電波は拾うのにインターネットに繋がらない。

説明書を見ながら悪戦苦闘するも解決せず、空港のwifiに繋いでLINEで業者とやりとりする。

しかし途中で連絡が途絶え、待てど暮らせど返答が無くなった。

諦めた私は、空港で別のSIMカードを買い求めて、ホテルに向かった。

大いなる金と時間の無駄だった。

 

その日の夕方、私がLINEで最初に連絡を取ってから実に6時間後に、業者からSIMがアクティベートされた旨の連絡がきた。

so what?


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OPAL CARDというシドニーSuicaを買って、地下鉄でホテルに向かう。

なんとシドニーの地下鉄は二階建てなのであった。

カッコいい!

 

ホテルに着いたのは午前11時半頃、当然まだチェックインは出来ず、荷物を預けてランチに出掛けた。

 

Googleマップで高評価のハンバーガーレストランが近くにあったので行ってみたのだが...。


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ハンバーガー単品と缶ビールで、なんと2000円超え!!

日本経済と円の凋落を思い知りながら食べたハンバーガーは美味かった。

 

酒屋でビールと水を購入してホテルに戻る。 ちなみにビールは350ml缶が600円超え、1Lの水が400円超え、この国で日本人がサバイブするのは非常に困難だ。恐らく二週間も滞在すれば、私の1カ月分の可処分所得は、軽く吹き飛ばされるだろう。

シドニーでは私は低所得層にカテゴライズされる。