年度が変わり、部署が変わり、バタバタしている時に限って、面倒な案件が更に舞い込んだりする。
基本的に神とは性格が悪いのだろう。
ある日の午後、エアポケット的に何の予定もなくなりぽっかりとそこだけ空いた隙間を見逃さず、私は緊急午後半休を取得して、ひとり赤羽を目指した。
驚いた。
ちょっと早かったかなと思ったぐらいの開店15分前に店に着いてみれば、既に大行列。
私のすぐ前には3人組、その前には4人組、更にその前には代表待ちしている1人に開店直前にわらわらと合流する低民度常連グループ、私の後ろにも次々と列が接続され、開店と同時に満席、何組か入店を断られる事態はコロナ後に初めて見る光景である。
早めに到着して良かった。
まずはビール。
マスターは客の注文を取り纏め、薬味の生姜と大蒜をすりおろし、ジンギスカン鍋をセットする。
焼き物はレバから。
甘い。旨い。
次いでチレ。
うっとりするような旨さ。
やはりこの店のチレは飛び抜けていますな。
ビールの後は、ホッピーの白→黒。
マカロニサラダ。
酒飲みのツボ突きまくり。
あっさり煮込み。
至高。
梅ハイ。
滅茶苦茶旨い。
つくね。
崇高。
お腹いっぱい、酔いもいい感じでお会計。
この最高に旨い料理と酒が5000円以下で楽しめるというのは素晴らしい。
マスターに最近はいつもこんな情況なのかと尋ねると、5時開店ということが認知されてきて、第一ラウンドはかなり混んでいるとのこと。
ということは第二ラウンド狙いで7時半頃に行くのが穴のようだが、やはり開店と同時に店に雪崩れ込む長年の儀式は外したくないよな。
今後米山を満喫するためには、少人数、早目の行動が良さそうだ。
時代は変わったのだ。
そして世界を変えることが出来ないのであれば、自分を変えるしかない。