Everything in Its Right Place(SUB3.5 or DIE)

マラソン(PB3:36:04)、バンド(ベース担当)、海外独り旅(現在26ヵ国)、酒(ビール、ワイン、ウイスキー)、釣り(最近ご無沙汰)をこよなく愛する後期中年者の日常。

今月のウイスキー

2ヶ月に1度のペースで目白に髪を切りに行く。

十数年来の付き合いの美容師が、たった独りで立ち上げた隠れ家系意識高い系ヘアサロン、お洒落とは無縁の意識低い系パンクロッカーの私にはオーバースペック&高価格なサロンだが、オーナー美容師の姿勢と生き様に清き一票を投じたくて、髪が有る限りは通いたいと思っているのである。

 

さて、そのついでに酒のアミューズメントパーク、目白田中屋に寄ってウイスキーを購入することも副次的に2ヶ月に1度の習慣になっている。


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今回購入したのは私の定番銘柄2本。

 

向かって右はスペイサイド・モルトグレンファークラス12年。

シェリー樽熟成の華やかなフルーティーさが際立つ、クセのないバランスの取れた味は、安心と安定の飲み口。

ショットグラスに注いで、その芳醇な香りを堪能しつつ、舐めるように飲む。幸せの味がする。

このウイスキーを好きになれない人は、間違いなくスコッチウイスキーにハマることはないだろう。

しかも嬉しいのはその価格。

スペイサイドの雄、マッカランの半額以下で、味はまったく引けをとりませんからね。

ほぼ常備している大好きなウイスキーだ。

 

そして向かって左は我がオールタイム・ベスト・ウイスキー、アイラ・モルトのアードベグ10年。

アイラならではのピートのスモーキーさの後ろに、深い甘味と旨味を感じる。

そして感動的に長いフィニッシュは寝酒に最適。

秋の夜長、寒い冬の夜に特に恋しくなる味だ。

個性派揃いのアイラ・モルトの中では比較的(あくまでも比較的に、である)万人受けしそうな穏やかな口あたりとバランスの良さ、グレンファークラスよりは随分と高いけど、アイラ・モルト自体の相場の高騰を考慮すれば、よくぞこの価格で踏みとどまっていると見ることも出来る。

なにしろ昔は余裕で2000円未満で買えたラフロイグ10年が、今やどこでも4000円以上しますからね。

 

私としてはまったくヒネリの無いチョイス、それもまた楽し。

当分はこの2名柄を楽しみつつ、次にウイスキーを購入するのは2ヶ月後となるだろう。