Everything in Its Right Place(SUB3.5 or DIE)

マラソン(PB3:36:04)、バンド(ベース担当)、海外独り旅(現在26ヵ国)、酒(ビール、ワイン、ウイスキー)、釣り(最近ご無沙汰)をこよなく愛する後期中年者の日常。

グレンファークラス12年

2ヶ月振りに目白に髪を切りに行ったついでに、目白田中屋を覗くと開いていた。

 

酒屋界のアミューズメントパークのような田中屋、陳列された酒瓶を眺め、手書きのPOPの文章を読んでいるだけで楽しい。

あれもこれも欲しくなるが、この日購入したのは...。


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グレンファークラスの12年。

スペイサイド・モルトであります。

 

これは数年前に訪れた渋谷の某ロックバーで、モルトはあるかと尋ねたところ、提供されたのが初めての出会い。

知らない銘柄だったこともあり、全く期待せずに飲んだのだが、濃厚で深い味、アイラモルトのようなトゲはなく、ピートの香りも皆無、しかしなんとも複雑な甘味があって、かなり気に入ったのだ。

以降、私のお気に入りリストに加わっており、バーで飲む機会はその後もあったのだが、購入するのは実は初めて。

 

ショットグラスに注ぐ。

まず、香りが圧倒的に良い。

カラメルのような、凝縮された甘味と苦味が感じられる。

嘗めるように一口飲むと、まろやかでフルーティな味。

アイラモルト、特にラフロイグのような強いピートの刺激とは真逆の、優しい旨さ。

良い香りと相俟って、なんとも優雅な気持ちに。

 

そして思いの外フィニッシュが長く、寝酒に一口飲んでからベッドに入ると、あれ?胃の奥からグレンファークラスの香りが立ち上ってくるかのような。

このフィニッシュの長さは、我が最愛のモルト、アードベグに匹敵するかもしれない。

 

自宅の酒棚にあるハイランドモルトグレンモーレンジ10年、そしてアイリッシュモルトのカネマラと比べても、香り・味ともに圧勝。

 

再来月髪を切りに行く際には、アルコール度数60度のグレンファークラス105を買ってみようかな。

しかし、今家の酒棚にはアイラモルトが無いしな。うーん、あれも欲しい、これも欲しい、もっと欲しい、もっともっと欲しい!

 

ことほど左様にウイスキーとは楽しいものであります。