三度目の上田訪問で、三度目の鯉西である。
清流千曲川の恵み、ここでしか味わうことの出来ないローカルフードは正に絶品。
美味しいワインが旅をしないように、美味しいローカルフードも決して旅をしないのだ。
鯉の刺身と鯉の洗いの食べ比べ。臭みゼロ。旨味濃厚。刺身と洗いの食感と食味の違いは、甲乙をつけるのではなく、どちらも味わうべきものだ。
つなぎにドジョウの唐揚げもらってビールをグイグイ。
嗚呼、労働の後のビールは旨いなぁ。
そしてビールとドジョウは合うなぁ。
これなーんだ?
小型ブラックバスの半身の唐揚げである。
淀んだ沼に棲み着くイメージの強いブラックバス、清流千曲川にも多数いるそうなのだ。
但し 2019年の台風による大増水で下流に流されたのか、上田近辺での個体数は減っているという。
これも白身で、小さいが故に頭からバリバリ食べられて、本当に旨いのであった。
合わせますはイワナの骨酒。
出汁と塩分がとけだした熱燗は、えもいわれぬ旨さ。
最高だなぁ!おかわり!そして更におかわり!
締めは勿論鯉こくであります。
大振りの子持ち鯉がたっぷり入った鯉こく、トロトロの身も、パツパツの真子も、信州味噌薫る汁も、最高過ぎるのである。
幸せ。
まん防適用外の長野県上田市でも、20時ラストオーダーの鯉西。
コロナは既に全国規模、負けずに乗り切ろうではないか!
DDVセンパイともこれにてお開き。
私はコンビニでビールとワインとツマミを買い求め、部屋で独り二次会など。
楽しかった今日という日を噛みしめながら、上田の夜は静かに更けていく。