新型コロナウイルス新規罹患者数は再び上昇トレンド、明日はあるさと言いつつも、見えない明日でもある。
私としては、心を充たすことも免疫力を上げ、健康を保つ効果もあるのではないかと密かに信じている。
そんな訳で、3週前から企画していた、ある意味、同士的な美女二人との、両手に花的夕食会を決行した。
この前菜盛合せだけで、間違いのない店であることが確信出来る。
花椒やパクチー、レモングラスなどパンチのある調味料や香菜もふんだんに使われた創作系中華だが、通奏低音のように四川のソウルが流れる。
旨い。
メニューはコースのみで、次々と華やかで美味しい料理が勝手に出てくる。
我々の選択肢は飲み物だけ。
適宜ビールを切り上げたら、まずは紹興酒5年ものの甕をあける。
若さゆえの力強さが感じられて旨い。
目にも鮮やかな唐辛子のなかに、ワカサギのような小魚。これがまた旨いのである。
紹興酒は12年ものにチェンジ。
年輪を重ねた大人がもつまろやかさは5年ものとのコントラストがすごく、良質なワインをおもわせる。
締めに汁なし担々麺を頂きフィニッシュ。
この日この店を予約してくれたのは稀代のIT企業にお勤めの美女Aだが、気鋭の出版社に勤める美女Bも何度が利用したことがあるとのこと。
一方の私は白金高輪という駅で降りることすら初めてで、文化レベルの違いに少々愕然とした。
私が語れる食文化と言えば、江戸川橋界隈のラーメン事情ぐらいなものである。
ここのところ、非生産的な会社ごっこに振り回され、殺伐とした気分に陥っていただけに、良い気分転換をさせて頂きました。
いささか酔い過ぎたけどね。