埼玉屋を出たサマーな後輩(仮名)と私は、東十条商店街を北上し、半年前に埼玉屋を訪れた際の二次会に使ったイタリアン、GRIKENにたどり着いた。
最初はテーブル席に案内されたのだが、埼玉屋で鱈腹食べたばかりなので、ワインと軽いおつまみだけでいいと告げると、カウンター席へと移動を頼まれた。
店長オススメのアルゼンチン・ワインを開けてもらう。
ジャックダニエル風なロックなエチケットがいい。
ブドウはマルベック、しっかりした飲み口は埼玉屋の仕上げに丁度良いかも。
適当に見繕ってもらったツマミもなかなか旨い。
ここで腰を据えてしっかり料理と酒を楽しむのも悪くなさそうだが、なにしろここは東十条、埼玉屋抜きには語れないのだ。
弊社の現状を良しとしない我々に、どういう未来が作れるか?というのがこの日の私のテーマだ。
ブルーハーツが歌うほどの未来が我々の手のなかにあるわけではないが、ヴィジョンなき改革が未来を壊すということを、嫌というほど知っている。
ヴィジョンの共有が出来れば今は充分。
焦らず一歩ずつ歩みを進めることが大切だ。
と言いつつ、生き急ぐかのように飲み過ぎた私は酩酊し、帰りの電車で寝過ごしてしまった。