揃って午後半休を取得して、サマーな後輩(仮名)と埼玉屋へ。
半年振りの聖地巡礼、気合いの入った我々が一番乗りであります。
大将の激情型もつ焼き劇場は相変わらず。
大将とジュニアの御託宣を拝聴するために、我々の会話はしばしば中断を余儀なくされる。
この日はフルコース。
いつものお任せ串に加えてポルコ(豚の耳)をひとつずつ、肩肉の煮込(以前もつ煮と呼んで大将にこっぴどく怒られた)をひとつずつ、そして大将いわく、スペイン風に仕上げたという絶品のレバーステーキ。このレバーは衝撃的でしたね。
食感も風味も、今まで食べてきたレバーとは全く異なる極上品に我々は唸るのみ。
「最近は素人の客が増えちゃってさ、この凄さがわからないのよ」と大将も嬉しそうだ。
クセは強いけどホスピタリティが素晴らしいのである。
人生の意味って、やはり良質なものを味わうことに尽きると改めて感じた。
旨い料理。
旨いお酒。
良い小説。
良い音楽。
良い映画。
良い絵画。
etc.
場所的にも時間的にもここに来るために越えねばならぬハードルはそれなりに高いが、ここでしか味わうことの出来ない絶品の料理と酒がある。
また来よう。
※店内写真撮影不可につき、暮れなずむ東十条商店街の様子を。