台風通過後の月曜日、計画運休と安全確認の為に京浜東北線の運転再開は10時頃となった。
しかしそこは類い稀なる脆弱性を持ち合わせた京浜東北線のこと、そんなにすんなり再開するはずもなかろうとTwitterで検索すると、そこには多くの京浜東北線ユーザーの悲鳴が渦巻いていた。
私は余裕を持って(急いだって会議にはもう間に合わないのだ)11時半頃家を出る。
しかし、蒲田駅の京浜東北線改札ではいまだに入場規制が行われていたのだった。
私は改札に並ばず、いきなり方向転換すると、いきなりステーキを目指した。
先に昼食を摂って、ほとぼりが覚めるのを待とうという高等なテクニックだ。
いきなりサーブされるスープとサラダとゴールド会員特典の黒烏龍茶。
この日のチョイスはワイルドステーキ300g。
外を眺めるともなく眺めながら食事をしていると、京急蒲田から蒲田駅方面へと止めどなく人が流れていく。
京浜急行もカオスと化していることは想像に難くない。
食事を終えて蒲田駅へ向かう。
入場規制はまだ続いており、むしろ先程より列が延びたような気がしないでもない。
このまま帰ってしまおうかとの邪な想いが脳裡を掠めたが、少しは社畜のふりもしなければならない時もあるのだと思い直し、私は列に並んだ。
肉マイレージ:7656g
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