Everything in Its Right Place(SUB3.5 or DIE)

マラソン(PB3:36:04)、バンド(ベース担当)、海外独り旅(現在26ヵ国)、酒(ビール、ワイン、ウイスキー)、釣り(最近ご無沙汰)をこよなく愛する後期中年者の日常。フルマラソン・サブ3.5を本気で目指すことにしてしまった。

イスタンブールの猫たち

イスタンブールは、正直2日で飽きてしまった。

寄る年波のせいか、慌ただしい旅は最近好まないので、カッパドキアは敢えて避けたのだが、イスタンブールから日帰りで行けるような面白そうな場所も見つけられず、適当に散歩して、ビール飲んで、本読んで、気が向いたら観光して、というような自堕落な滞在となった。

もしもこれからトルコに行こうと考えている読者諸氏が居るならば、イスタンブール壱都市滞在は個人的にはオススメしない。

 

それでもイスタンブールに行って良かったと思える理由は、街中に沢山いる可愛い猫さん達の存在だ。


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この2年程は、保護犬団体からレスキューし、実家の母に託した可愛い可愛いシーズーの福ちゃんにメロメロな私だが、小4の時に初めて日本猫を飼って以来、そしてその猫がとても賢くて可愛くて性格も良くて大好きになって以来、本当は猫派なのである。

 

今でも猫を飼いたい、猫と暮らしたいという渇きは心の奥底にある。

しかし、根無し草の私には、人より家に付くという猫を飼う資格はなく、たまに街で見かける地域猫を見守るぐらいが関の山だ。

 

よく訪れる大好きな国、タイは猫の数が多く、日本の猫に比べておおらかで人懐こい子が多くて、割に簡単にモフれる。

これも私がタイを愛してやまない一つの理由なのだが、イスタンブールの猫さん達の人懐こさタイの比ではなかった。

私の渇きとか飢えは相当に充たされ、そしてイスタンブールを離れた今は、猫ロスを抱えている。

猫天国ならぬ猫天獄である。


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店先でこんな無防備に寝る猫さんがいるだろうか?

お休みのところ申し訳ないが頬を撫でさせて頂いた。

猫さんは満足そうに眠り続け、私の心は張り裂けそうだった。

可愛い。


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バイクのシートに乗っていた猫さんにちょっかいを出したら、シートから飛び下りて私の脚にしがみついてきたのだった。

連れて帰りたいぐらいに可愛くて、私は本当に泣きそうだった。


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三白眼で睨んできた猫さん、怖い顔しないでよと目線を合わせると、急に態度を緩めて私に近づいてきた。

このツンデレに私の心は崩壊した。


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遠くから視線を感じたのでしゃがんで呼びかけたら尻尾をピリピリ震わせながら駆け寄ってきた猫さん。

嗚呼、なんて可愛いんだ!


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ジョギング中に出会った猫さん。

キミは血統書付きなの?というぐらいゴージャス感満載。

撫でても嫌な顔ひとつしない。

とろける。


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この子も美人だったなぁ。

可愛いなぁ。


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極めつけは公園で坂道ダッシュという強度の高いランニングをしてヘロヘロになり、ベンチで休憩しようとしたら隣に先客の猫さんが居たのだが、隣に座ったらニャアニャア鳴きながら私に乗ってきたのだった。

乗せたのではない、自ら乗ってきたのである。

 

私のスマホには、他にも数え切れない程のイスタンブールの猫さん達の写真が残っている。

 

今この記事を書いているのは羽田空港の荷物受け取り所だが、猫さん達の写真を見ているだけで頬が緩むし、振り返ってイスタンブールのことを考えるに、ほとんど猫のことしか残っていないのだった。

 

もし、単にノンビリすることが旅の目的であり、おまけに猫が好きならば、イスタンブール旅行はきっと悪くない選択になるかと思います。