イスタンブールは猫の街である。
街にはすっかりと飽きてしまったが、猫さんと遊ぶのは飽きないのである。
適当に散歩して、船乗ったり地下鉄乗ったりして、疲れたらビール飲みながら本を読んで、まぁ不真面目極まりない観光客だが、最近の私はわざわざ観光することを好まないのだ。
さて、この日の夕食は中心地とは反対側に歩いて新規開拓。
良さげな店だなと思ってメニューを眺めていたところ、昨日、一昨日の店よりも安く、店員に声かけられたのでここにしますかね。
ビール。
お通し。
どこでも大量のパンが出てくるのがイスタンブール方式のようだ。
オーダーはまたきてもキョフテ。
盛り付けも味付けもシンプルで、初日のレストランよりも好み。
ライスは長粒米で、バターか何かで味がついてます。
うん、旨い!
ついついラクを頼んでしまった。
氷水を入れると白濁する。
薬草のような香りがして、食後酒には良い感じですね。
おっと、猫さんが飛び乗ってきた。
嬉しくなってモフってたら、店員さんが飛んできて追い払ってしまった。
そうだよね、外食産業からしたら、猫さんとは適正な距離を置かないと。
皆が猫好きとは限らないのだ。
店の入口の写真を撮っていたら、お茶目な店員がポーズをとってくれた。
ハハハ。いいじゃないか笑。
気に入ったので、翌日も再訪。
お通しのパンとビール。
ドネル・ケバブ。
シンプルながら、なかなか旨い。
個人的にはやや退屈なイスタンブールだが、そこに身を置いて初めて分かるというのが旅の醍醐味でもある。
まずは体験しないとね。