Everything in Its Right Place(SUB3.5 or DIE)

マラソン(PB3:36:04)、バンド(ベース担当)、海外独り旅(現在26ヵ国)、酒(ビール、ワイン、ウイスキー)、釣り(最近ご無沙汰)をこよなく愛する後期中年者の日常。フルマラソン・サブ3.5を本気で目指すことにしてしまった。

Las Tapas restaurant(イスタンブール)

イスタンブールは猫の街である。

 

主要な観光地は狂った混雑で、さらに入場料は狂ったほどに高く、そしてイスラム建築はカタールジャカルタ空港で私を苦しめたイスラミック・プリンシパルをリマインドさせ、忘れていた怒りが再燃するのを止められず、結果、もう観光なんてどうでもいいやという投げ遣りな気持ちになったのであった。

 

しかし、政教分離が徹底しているトルコ(日本の与党も見倣えよ)、昼からビールを飲める店を見つけるのに苦労しないし、何より街を歩けばそこかしこに人懐こい猫たちがワンサカいるのだった。

 

この街は猫好きには天獄だ。

特に、自前の猫を失って、堪え難い猫ロスを患った人間には。

なにしろ日本には野良猫、地域猫の数は少なく、居たとしても猜疑心の塊の猫さん達はまぁ愛想がない。モフらせてくれることなど夢のまた夢だ。

 

しかしどうだろう、イスタンブールの猫さん達はこちらがしゃがんで目線を合わせると、ほぼほぼ寄ってくる。

そして身体を私にスリスリしてきて、撫でると喜び、モフり放題なのである。

地域猫の理想のカタチがここにある。

 

ちなみに、路上には大型犬も沢山放し飼いでいるのだが、不思議と糞を見ない。

街中犬の糞だらけとプラハとは大違いである。

 

その代わりゴミの散乱具合は酷いけど。

 

さて、晩御飯はGoogleマップを駆使して見つけた評価の高いトルコ料理店へ。

 
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ビール。

不味い不味いと思っていたEFESも、慣れてくるとその奥にある旨味を感じられるようになってきた。


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お通しの巨大パン。

中は空洞で、ビサの生地が膨らんだような味と食感。


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キョフテ

トルコ版ハンバーグというか、肉団子というか、そういうヤツ。

スパイシーで旨い。

ビールおかわり!


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食後はグラッパ代わりにトルコの蒸留酒ラクを。

透明な液体なのだが、水を入れると白濁する。

薬草のような香りがして、ギリシャのウゾーを思い出しますね。


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食後はお茶(トルコ語ではチャイ)とデザートのサービス。


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お会計。

ぎゃー!

48ドルですと!

7000円じゃないか!!

ハイパーインフレに襲われ暴落したトルコリラ、しかし円も弱いので、対円のリラ相場の下落速度より、インフレの方が速いということか?

 

参ったね、こりゃ。