Everything in Its Right Place(SUB3.5 or DIE)

マラソン(PB3:36:04)、バンド(ベース担当)、海外独り旅(現在26ヵ国)、酒(ビール、ワイン、ウイスキー)、釣り(最近ご無沙汰)をこよなく愛する後期中年者の日常。

鹿児島マラソン 振り返り

鹿児島マラソン2023。

 

花粉大量飛散(悲惨)と、最高気温19度という気象条件以上にキツかったのは、コースのアップダウンだった。


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ガーミンの高度表を見ると一目瞭然だが、長い坂もない代わりに、平らな所がほぼない。

細かいアップダウンが延々と続くコースは、体力もメンタルも削られるのだった。


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しかし、不幸中の幸いは、スタートから少し南下した後は錦江湾沿いに姶良まで北上して折り返す往復コース、前半にアップダウンの全貌が見えたので、心の準備と言うか、諦めの境地に達することが出来たこと。

つまり、前半で良い具合に欲が消えたのであった。

 

そして、意外だったのが、緩い上り坂というのはあまり苦にならず、いくら緩くても下り坂というのは前腿にダメージが蓄積するということ。

上り坂は多少心拍数が上がろうとも、無視して淡々と同じペースを刻み、むしろ下り坂で楽になってペースが上がったり着地が雑になると体力と筋力が削られるのであった。私は下り坂の走り方について、もっと学ぶ必要がある。

 

レースプランは最初の5kmを28分、次の5kmも28分と抑えて入り、10kmから30kmまでは1km5分20秒~25秒の3時間50分ペースで巡航、30kmからペースを上げて前半の遅れを取り戻し、ネガティブスプリットで3時間50分を切るという作戦にした。


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入りの10kmはほぼプラン通り、25km地点で予定より早く1段ギアを上げたのは、体感的に余裕があったことに加え、気温が高くなってきたので、時間をかけすぎるのも危険だと判断し、早めに仕掛けたからだ。


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結果、体力も脚も充分に残っており、35キロから更にギアを上げて、残り5キロの看板からはロングスパート、最後まで失速することなくゴールテープを切ることが出来た。

ネットタイムで3時間44分42秒、目標の3時間50分切りはおろか、3時間45分切りの所謂サブリノまで達成出来たのは望外の結果である。

ちなみにサブリノとはランナーのスラングで、指原莉乃の愛称サシコを3:45に見立てて3時間45分切りをそう呼ぶらしい。

2時間50分切りのサブエガの派生だろう。

サブエガの語源は勿論、江頭2:50である。

 

さて、公式記録からレースを振り替えると、中間点の通過がネットで1:56:04。

ということは、後半を1:48:38で走っていることになる。後半の方が7分26秒も速いネガティブ・スプリットをどうとらえるか?が次回への課題となる。

25キロでギアを上げて以降、5キロ毎の私の順位は180位~190位ずつ上がり続けた。これはつまり1kmにつき35人以上抜いている訳で、後半苦しいところで他のランナー達を抜くことはメンタルに物凄くプラスに作用する。前半抑えた結果、後半を快走出来たのは間違いない。

一方で前半を抑え過ぎて、最後余力を残し過ぎた可能性もあるのだ。

5キロ毎のラップでは35km~40kmが一番速く、ラスト2.195kmは更に速いのである。

 

次のレースまであと3週間、とりあえず前半はもう少し設定タイムを速くしてみようと思う。

目標タイムはレース2週前のソツケンと、1週前の10kmTTで決めるとしよう。

しかし、少なくとも自己ベストは狙いたい。

 

努力の問題点は、いくら努力しようとも報われるとは限らないことにあるが、それでも努力をしない限りは目標の達成も出来ない。

 

恐らく釣りとバンド活動を長らく続けて来たことが、諦めの悪さの源泉になっている気がする。

 

残り3週間、目一杯努力してみようじゃないか。
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私の元風景、祖母の住んでいた家の近くから望む桜島

こうして振り返ると、鹿児島の街を走ることは、私にとって特別な体験だった。