PCR検査の陰性証明を求められるという下らない出張の為に、飯田橋の無料PCR検査場に出掛けた。
まったく忌々しい、出張自体も行きたくないし、無症状で陽性判定が出ないかなと不遜なことを期待したのだが、無事に陰性だった。
検査場の近くには以前来たことのある京都ラーメン森井が。
お昼時ということで二人待ちだったけど、直ぐ入れるだろうと列に接続した。
しかし、予想に反して無茶苦茶回転が悪いのである。
余程店員が愚鈍なのかしらと思ったのだが、10分程待って店内に入ったらビックリ!
2フロアある店を、若い男性店員がワンオペで回しているではありませんか!お気の毒としか言いようがない。
こりゃ回転悪いのも宜なるかな。
バイトが急に休んじゃったのかな?
ビールはキリン、サッポロ、アサヒと選べる良いシステム。
サッポロ頼むと赤星なんだよね。
ちょっと嬉しい。
そしてオーダーは特製醤油豚骨ラーメン太麺、ネギ多め、麺硬め。
なんと言うか、よく纏まったラーメンである。
しかし、意地の悪い言い方をすると、特筆すべきはないとも言える。
魁力屋とか、第一旭系統の、いかにもな京都ラーメンのインスパイアって感じかな。
特製ラーメンは1150円、瓶ビールは500円。
昨今の価格高騰を考えると、決して安くはないのだけれど、まぁまぁ頑張っている価格と言えるのかも知れない。
昭和は遠くなったのだけれども、平成すらも遠くなったのだ。
ほう、こんなメニューもあるのか。
通常メニューは醤油、醤油豚骨、味噌、辛味噌と4系統のスープがあり、更に鶏白湯もあるとなると、狭い店で全てのスープを取ることは難しそうだな。
資本系家系のような、セントラルキッチンなのだろうな、恐らく。
この新興勢力の森井なるチェーンが何者なのか全く知らないのだが、この手の店のクオリティが上がる程に、個人経営のラーメン店の経営が難しくなることは、想像に難くないのだった。
やはり自分のランチやディナーは、飢えを満たすという目的のみならず、好きな店や応援したい店への支持の表明という側面を忘れてはならない。
と、私は思います。