下らない休日出勤で昼下がりの青山へ。
いやー、下らない。実に下らない。
気分が滅入りますなぁ。
解放されたのは15時半頃、これまた実に中途半端な時間である。
渋谷駅で東横線に乗り換える時に閃きましたな。
そうだ、祐天寺のもつ焼きばんに行こうじゃないかと。
東急東横線のホームが地下化され、東京メトロ副都心線と相互直通運転が始まってから、私は渋谷の街、及びもつ焼きばんと縁遠くなってしまった。
職場に近い池袋、行きつけのヘアサロンがある目白、これらから自宅方面に向かう時は、山手線で渋谷に行き、そこで東横線に乗り換えるというプロセスを必ず経ていた。
しかし、今や副都心線から東横線に直通して私が乗り換えの為に利用している多摩川まで、ダイレクトに行けてしまうのだ。
そして副都心線から乗ると、殆どの列車は東横線内急行か特急、祐天寺は通過してしまうのである。
パッと見満席に見えたのだが、店員さんが魔法のように一人分のスペースを空けてくれて、先ずは瓶ビール、赤星大瓶をいただきます。
定番、マカロニ。
定番、汁豆腐半丁。
定番、レモンサワー。
季節の料理、サンマ塩焼き。
高騰しているサンマ、リーズナブルな価格なので冷凍物だとは思うのだが、脂の乗った身はとても旨く、ワタまで美味しくいただけたので、新鮮なうちに超低温で丁寧に冷凍されたものか、もしかしたら新サンマの可能性も無くはない。
レモンサワーお代わり。
魚はキレイに食べきりたいアングラー心理。
お酒3杯、食事3品、締めて2180円は、やっぱり安いな。
もつ焼きでん蒲田店よりも25%は安い印象、店員さんに「お久し振りです!」って言われて嬉しかったし、お客同士がちゃんとお互いに気を遣うあたたかい雰囲気も変わってないし、やはりもつ焼きばんは最高なのであった。
暮れなずむ祐天寺の街。
そうだ、いかに東横線渋谷駅が地下化されようとも、祐天寺が私の地元から物理的に遠くなった訳ではないのである。
また来なくちゃ。