2月に天皇誕生日というのも、変な感じではあるが、何にせよ休みが貰えるのはありがたい。
たっぷりと寝て、11時半頃にランニングに出掛ける。
まだ肌寒くはあるが、太陽の位置は随分と高くなり、陽射しは春そのものである。
釣りを通して移ろい行く季節を実感出来ることは間違いなく釣りの魅力のひとつだが、日々のランニングはより細やかに季節の移り変わりを感じることが出来るのだ。
しかし、帰宅して風呂に入っている時に突如激しい花粉症の大発作に見舞われた。
巡る季節が風流なものとは限らないのだ。
とりあえず自宅にあった一昨年処方された禁断のステロイド薬が数錠残っていたので虎の子の1錠を服用し、ティッシュと点鼻薬を持ってランチへ。
一回大爆発しちゃうと、薬を飲んでも症状が治まるまでは時間がかかる。
コロナ禍の世界にあって、止まらないくしゃみというのは周りの人々を不安かつ不快にさせるようで、電車のなかで刺さる視線が痛い。
こそこそと卑屈な気持ちで身体を屈め、やってきたのは田中そば店蒲田店。
瓶ビール。
肉そば麺硬めこってり、ネギ、味玉トッピング。
くしゃみとぐずぐずの鼻で、引っ切り無しに鼻をかみながら食べるラーメンが、旨かろうはずもない。
キツい。ひたすらにキチー。
いそいそと掻き込み店を出ると、近隣のマツモトキヨシでストナリニを買い求めて真っ直ぐ帰った。
飲みに行く気力も無かった。