2021年の初釣りは、横浜の大国町から諸般の事情で呑川に戻ってきた、トレードウインズより真鯛狙い。
大晦日に釣り納めしたことはあるけど、元日に初釣りって初めての経験かもしれない。いや、間違いなく初めてだろう。
6時半過ぎに出船。
呑川を下り多摩川に合流、更に下ると多摩川の河口は初日の出を待つ人々で密集状態になっていた。
東京湾に出た辺りでご来光とご対面。
先の見通せない時期が続くが、私は昨年の11月に運気の底に着いたゴツンという音を確かに聞いたのだ。
証明は出来ずとも感じる。
ほこからはゆっくりと私の運気は、上昇基調になるはずである。
この朝日はその象徴に違いない。
快晴。
少し西風が強くて海はパチャパチャしてるけど、気持ちの良い釣り日和だ。
遊漁船は皆無、タンカーや貨物船なども極端に少ない浦賀水道は、いつもと異なる雰囲気。
この日最初のアタリはフォールを止めるアタリ。
慌てて巻くとズッシリと踏ん張るような重み、ガシガシ巻くと、重みが抜けた。
回収すると、シーハンターが切られて針がなく、ラバーもボロボロ。
うーん、これは太刀魚の仕業か?
太刀魚ならば間違いなくドラゴン級の大物だったに違いない。
次はルアーにジャレつくようなアタリ、そのまま止めずに巻いていると底から13mぐらいでヒット。
メリハリの無い引き、真鯛でないことは確実なその獲物は、やはりタチウオだった。
「切られずに上がったってことは、今日はついてるってことなんじゃない?」
とポジティブな船長。
確かに。
前回も本命は釣れずとも良型寒鰆を釣ったし、私の釣り運は上昇中だ。
潮が緩くなってドテラ流しに変更。
その2流し目のことだった。
船のすぐ前にナブラがたち、ショゴかイナダか大サバか、青物が水面直下で暴れている。
ベイトがいるな。
底から15mと少し上まで誘ってみる。
すると直後、8mという高いタナでアタリ、そのまま竿が入る。
いかにも真鯛な引き。
水面まで弱ることなく抵抗したその魚は...
1.6kgの元気な男の子だった。
初釣りは、この1枚で充分だ。
【釣果】
6時30分出船、14時沖揚がり
真鯛1枚(1.6kg)
外道:タチウオ
【タックル】
ロッド:ZENITH零式 LIGHT G-TOP L
リール:DAIWA RYOGA BAY JIGGING C1012PE-HWL
ライン:PE0.8号、リーダー:フロロ4号
<キャスティング>
ロッド:Major Craft GIANT KILLING S73L/TR
リール:SHIMANO Vanquish C3000
ライン:PE0.8号、リーダー:フロロ3.5号
【本日の総括】
極端にアタリ少なく、船中2枚の厳しい闘い、そんな状況で無事に本命を拝めたので上出来である。
縁起物ということで、半身とカマとアラは実家に差し入れ。
これは二日目の刺身。
オスだけにメスより身質は荒いが、それでも綺麗な色をした美味しい鯛である。
合わせるのはDDVセンパイ(仮名)と仲間たちが作ったシードル。
デリシャス。
正月なので日本酒も呑みたいよね、と久保田の千寿純米吟醸。
すっきり、淡麗な辛口。
苦手だった日本酒を克服したの最近では、辛いだけの酒よりももう少しふくよかな方が好みなんだけど、真鯛ともよく合います。
良い年明けとなりました。