Everything in Its Right Place(SUB3.5 or DIE)

マラソン(PB3:36:04)、バンド(ベース担当)、海外独り旅(現在26ヵ国)、酒(ビール、ワイン、ウイスキー)、釣り(最近ご無沙汰)をこよなく愛する後期中年者の日常。

2022年初釣り(野毛屋)

初釣りは、縁起物の真鯛がいいねと、野毛屋へ。


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北風が少し強めで寒いけど、天気は良好。

 

前日は船中4枚と大苦戦だったとのこと、胴の間ど真ん中の私は、1枚釣れれば御の字と、今日はもちすぎ君を封印して謙虚な気持ちで挑みます。

 

下げ潮タイムは真鯛の活性低く、船中1枚のみで潮止まりを迎えたのだが、これは想定の範囲内

冬の真鯛釣りはいつだって上げ潮勝負だ。

 

上げ潮の流ればな、走水のタチウオ船団の沖を流している時に、初めてのアタリが到来したが、ショートバイト、所謂ゴム離し。

このパターンも冬場は多く、巻き速度をもっと遅くしないと真鯛は追いかけてこないようだ。

 

鴨居方面まで南下して70m台の深場を攻めている時、この日二度目のアタリが到来したが、これまたゴム離し。

「ああ、離した...。」と落胆が思わず声に出てしまったが、これを聞き逃すほど伝説のキャプテンUGは甘くないのだった。

激しい檄と教育的指導が東京湾にこだまする。

良かった。

一度目のアタリがばれていなくて本当に良かった。

これが二度目のアタリとばれていたら、𠮟責はこんなものでは済まなかったはずだ。

 

東に大きく移動して同じような深場を攻めている時、底から5m程のところで一気に喰らいつくようなアタリ、そのまま竿先が入る。三度目の正直でやっとヒットだ。

なかなか元気な魚でドラグが滑る一方、全然巻けないのでドラグを締めて主導権を握る。すると操舵室から顔を出したキャプテン、「危ねえな、ドラグが強いぞ。」とやりとり中に教育的指導。一気に食いつくアタリは大体ガッチリ掛かるので、内心余裕の私はムーディー勝山のように右から左へ受け流す。


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中乗りエストシ君(仮名)の差し出すタモに無事に収まったのは、体長の割に体高のある、腹もデップリの中乗りエストシ君(仮名)体型のメタボ真鯛、1.1㎏!

初釣りミッションコンプリートだ。

 

この東寄り航路の深場に真鯛が固まっていたようで、流しかえる度にポツポツあたる。

 

次のアタリもゴム離し、堪忍袋の緒が切れたキャプテンは勢いよく操舵室を飛び出し、私のタックルを奪うと、海に放り投げ...たりはしなかったけど、ドラグを激ユルに調整して私に返したのだった。

 

その甲斐あってか次のアタリは無事にフッキング、0.7㎏のメスをゲット。

初釣りで美味しいサイズを2枚も揃えれば、100点満点である。


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【釣果】
7時15分出船、16時沖揚がり

真鯛2枚(1.1㎏、0.7㎏)

 

【タックル】
ロッド:がまかつ桜幻 B68-L solid.R

リール:DAIWA RYOGA BAY JIGGING C1012PE-HWL
ライン:PE0.8号、リーダー:フロロ4号

 

【本日の総括】

記録を紐解くと、なんと真鯛釣りは半年ぶりだった。

秋の落ち鯛シーズンに一度も真鯛釣りに行かないぐらい、昨年の私は走ることに夢中だったということだが、久し振りの真鯛釣りは厳しくも楽しいもので、つまりはそれこそが真鯛釣りというものな訳で、一言でいえば久々の真鯛釣りを心底堪能したのだった。

やはり海は、釣りは、いいものだ。


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真鯛を捌くのも久し振り。


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0.7㎏はその日に刺身と炙りにしたけど、これが実に旨い。

小さくても出刃包丁がベトベトになるほど脂ノリノリで、甘味と旨味が強くまさに絶品。

 

1.1㎏のオスは、腹を開けるととんでもない量のラード状の脂が出てきたので、これも間違いなく旨そう。

こちらは数日寝かせてからのお楽しみだ。