前々日、71枚もの真鯛が上がる大釣りが展開された野毛屋第二忠丸。
秋鯛本番である。
潮は日々小さくなるも、この状況なら釣れないということはないだろう。
期待は自ずと高まる。
曇天も真鯛釣りにはプラスのはず。
前日帰り際にバタバタと当たったという海域からスタート。
しかし、未明まで降った大雨の影響だろうか、西から上っ側だけが速い変な潮が流れ、風と芯の潮は北東から、つまりは無茶苦茶に潮型が悪い。
そんな潮を嫌ってか、真鯛の反応はおろか、外道すら釣れない。
静かな船上は、腰の痛みを訴えるキャプテンの悲痛な声のみが響いた。
徐々に潮が効いてきて船が流れるように。
すると程なく真鯛っぽいアタリ到来、そのまま巻いているとフッキング。
1kgぐらいの真鯛だと確信していたのだが、上がってきたのは1kgぐらいありそうなハナダイだった。
しかしこれが鯛のつく魚の船中1号、切り替えて次だ!
しかし...。
【釣果】
7時15分出船、15時50分沖揚がり
ハナダイ1枚
【タックル】
ロッド:がまかつ桜幻 B68-L solid.R
リール:DAIWA RYOGA BAY JIGGING C1012PE-HWL
ライン:PE0.8号、リーダー:フロロ4号
<キャスティング>
ロッド:Major Craft GIANT KILLING S73L/TR
リール:SHIMANO Vanquish C3000
ライン:PE0.8号、リーダー:フロロ3.5号
【本日の総括】
北東の風の予報なので右舷が潮先と読み、胴の間ながら敢えて右舷に陣取った釣座、しかし終日西から上っ側の潮が流れ続け、糸を立てる為に船の向きは風に対して垂直となり、結果左舷にアタリが集中した。
拾い釣りの様相だと、潮先有利はやむなしか。
私は他に真鯛らしきアタリが(ハナダイかもしれないけど)2回あったものの、いずれも針には掛からず。
他に一度何者かにルアーのヘッドにアタックされ、針を結んだシーハンターにガッツリと擦れるような傷が入った。
太刀魚や鰆なら一撃で切られそうだし、青物だろうか?謎だ。
さてこのハナダイ、家の料理用の秤に乗せたところ、893gもあった。道理で堅気っぽくないわけだ。血抜き前なら900g超えていただろう。
before
after
皮目が旨いハナダイ、そりゃ炙りますよね。
脂のノリは相当なもの。
同じサイズの真鯛と比べるとスジがハッキリしていて身質はことなるが、味は全く遜色ございません。
これに合わせるはDDVセンパイ(仮名)と仲間達が作ったシードル。
リンゴの風味はしっかりと感じられるが、キリッとした飲み口なので刺身ともバッチリ合います。
台風被害に苦しむりんご農家エイドに立ち上がり作り初めて三年目、年々旨くなってる気がする。
三年連続で買わせて貰って、秋の始めにこのシードルを飲むのも個人的な風物詩のようだ。
もう一本残っているので、それは是非とも真鯛と合わせたいところだなぁ。