大きな仕事の山場を超え、39県で緊急事態宣言が解除された今になって、ようやく初めて自宅待機なる対応をとることが出来た。
非日常が日常化した世界を初めて体験したと言いたいところだが、一日だけ自宅待機しただけでは、代休を一日取得したのと何ら変わるところがない。
だからという訳でもないのだが、まるでただの代休のような過ごし方となった。
朝の6時から1時間ほど走り、洗濯機を二度回し、棚上げしていた雑用をこなす。
更に実家のお使い的な用事を済ませて、家に戻ると1時前。
少し遅くなったけど、ランチは徒歩で上野毛のなかむら屋へ行こう。
Googleマップによれば我が家から6km弱の道程だが、環八を歩いても面白くないので、遠回りにはなるが多摩川の土手を歩く。
7km弱へと距離は伸び、更にルートの半分程は砂利道で、砂利道を歩くのはアスファルトを歩くよりもなんだか疲れ、想像以上に脚にきた。
なかむら屋は、ラーメンショップではなく、ラーメンの店、である。
先ずはビールで渇いた喉を潤す。
朝方10km走った後は爽快な疲労感を感じたのだが、こうして7km歩いた後にはやたらグッタリするのは何故だろう。
ビールなら1リットルなんてあっというまに飲めるのに、水1リットル飲むのは無理、というような感覚だろうか?
そうそう、なかむら屋といえば、卓上のこの自家製辣油、焦がしたゴマの風味が高く、これが実に旨いのであります。
ネギチャーシューのり、1250円。
本当はなかむら屋ではラーメンよりもつけ麺を好んで食べるのだが、最近ラーショ系ラーメンを集中して攻めていたので比較のためにラーメンにしてみた。
卓上のおろしニンニクを適量入れて頂きます。
つけ麺のタレが強烈に塩っぱいので、身構えて一口飲んだスープは肩透かし的に優しい味だった。
いかにもラーショな豚骨醤油だ。
ネギも旨いしチャーシューも旨い。
たっぷりののりで麺をくるみながら食べ進める。
途中で卓上の自家製辣油を入れて味変。
旨いなぁ。
しかしこの辣油も、ラーメンよりもつけ麺に合うんだよな。
結論。
やはりなかむら屋ではつけ麺に限る。
コロナストレスのせいだろうが、およそ2週間ほどで、ラーメンショップ大師店、ラーメンショップ椿、ラーメンビッグ、そしてなかむら屋と、私のラーショ系四天王を制覇してしまった。
何故他のラーメンではなく、ラーショ熱が再燃したのかはよくわからない。
とりあえず椿の醤油となかむら屋のつけ麺が宿題として残っているので、それをコンプリートしなければ四天王巡礼は終わらない。