気が付けばフルマラソン3週間前。
7月以降体調不良が長引き、準備不足で臨んだ9月のわっかないマラソンは、35kmで脚が止まり大撃沈したのに加え、左脚を怪我するというオマケ付き。
左脚を庇いながら走ったせいか、その後酷い腰痛と背中痛まで発症し、まさに踏んだり蹴ったり状態で秋の本命レースを迎えることになろうとは。トホホのホ(´ω`)
しかし、100%に仕上げることは出来なくても、出来る限りのことはやるべきだと、河口湖合宿を敢行した。
中央道、鬼の渋滞40km、通過に2時間以上との恐ろしい電光掲示。のっけから躓いてしまいましたよ、縁起でもない。
高速道路を名乗りながら、この道を車で42.195km走ると、キプチョゲよりも遅いのである。
全国旅行支援とやらは、私にとっては単なる旅行私怨だ。
自宅から100kmそこそこの河口湖、麺工房一樹まで、実に3時間半を要したのだった。
人気のこの店、道路が混んでいるなら行列が出来ているに違いないと思いきや、空席多数の肩透かし。
何故だ?
しかし、私的には幸運ではある。
冷しトロロうどん(750円)+かき揚げ(100円)。
手打ちの十割そばと手打ちうどんを謳う一樹、普段の私ならば迷うことなくそばを選ぶのだけれど、うどんが吉田うどんなら話は別なのであります。
コシ、というにはあまりにも硬すぎる吉田うどん、喉越しを楽しむのではなく、よく噛んで旨味を味わう。
旨い。実に旨い。やっぱりこの歯応えを楽しむなら、温かいメニューより冷しが良い。
野菜のかき揚げは作り置きながら、ボリュームたっぷり、これで100円はお得。
小学生時代はうどんが好きだったけど、中学生ぐらいから徐々にそばに目覚めると、いつしか「うどんとは老人と子供と病人の食事である」という不思議な偏見が芽生え、殆ど食べることはなくなってしまった。
しかし、この力強い吉田うどんの旨さは格別だ。
そして、気が付けば私も老年に差し掛かっている。うどんと仲良くすべきお年頃になりつつあるのだ。
会計を済ませたら、さて、今宵のお宿に向かいます。