Everything in Its Right Place(SUB3.5 or DIE)

マラソン(PB3:36:04)、バンド(ベース担当)、海外独り旅(現在26ヵ国)、酒(ビール、ワイン、ウイスキー)、釣り(最近ご無沙汰)をこよなく愛する後期中年者の日常。

河口湖一周ランニング

ホテルルートイン河口湖で寝酒のワインを飲んでいると、外で何やら爆発音がした。

遂にロシアが攻めてきたのかと思ってカーテンを開けると、
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窓の外では花火が上がっていた。

 

雨風強いなか、よくやるよなぁ。

半ば感心、半ば呆れてそっとカーテンを閉じた。

 

翌朝、5時にセットした目覚ましが鳴る直前にパッチリと目が覚めた。

いつものように、いや、いつもよりは少しだけヘヴィな軽い二日酔いだが、走るには勿論支障はない。

 

この日の目標はキロ5分30秒のペース走、ラスト5kmは出来ればキロ5分10秒までビルドアップしたいかな。

 

ウォーミングアップ代わりに最初の1kmは6分半で入るつもりが久々の河口湖で気合いが入ったのか5分35秒といきなりターゲットゾーン。

そのまま5分30秒前後のイーブンペースを刻んで淡々と走る。

霧が深く、何処か幻想的でもあり、車とぶつからないか、はたまた霧の奥から野生動物が現れないか不安でもあるが、とにかく河口湖に沿って一周走りきらない限りホテルには戻れないのだ。

 

10km手前から段々と脚が重たくなってきた。

地味に連続するアップダウンで体力が削られ、前日にトータル20km走った疲労も抜けていないのか、こりゃビルドアップは到底無理だと諦めた。せめてペースを落とさないようにひたすらに粘るのみ。


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なんとか失速せずにゴール。

しかしまったく余裕なし。

ううむ、こんなんで42km走れるのだろうか。


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部屋に戻り窓の外を眺めると少し晴れてきたものの、依然霧が深い。

汗を流しに、そしてランニングウェアを洗いに最上階の大浴場へ。

ルートイン河口湖の大浴場は天然温泉であり、湯温もぬるめなので、ランニングの疲れを癒すにはうってつけ、長くゆっくりと浸かります。

前夜も大浴場で一緒になった3人組ランナーと、この朝も鉢合わせた。お互いが汗で濡れたランニングウェアを持っていたのでそれと知れたのである。

わざわざ走るために河口湖に来ているランナーって、端から見たら物好きな変態にしか見えないということを、私は彼等から学んだ。

3人連れ立って走るのと、独りで黙々と走るのと、どちらがより変態度が高いのだろうかと考えていたら、何だかいたたまれない気持ちになってきた。


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その後は美味しくも不味くもない、ホテルルートインのいつもの朝食。今日もいつも通りに微妙な味であったけど、決して嫌いではない私である。


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出発する頃には霧も晴れてすっかりと青空が拡がり、富士山も見えてきた。

 

吉田うどんとランニングが旅の目的である私にこれ以上河口湖に留まる意味はなく、道の駅で年老いた母親にお土産を購入してから実家経由で帰宅した。午前中の上り線は渋滞もなく、昼前には東京に着く点も好ましい。

 

湖を一周するランニングコースとしては諏訪湖が一番好きだけど、家から近いしアップダウンがそこそこあって練習にもなるし、河口湖は最高である。

また近々。