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釣り、旅、音楽、食事、酒場探訪、ジョグ等々

キャプテンと遊ぶ金曜日・・・野毛屋

代休を取得して向かうは金沢八景、野毛屋釣船店。
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最近は平日に乗る際も大混雑が常態化していた野毛屋第二忠丸だが、この日は客6人に中乗りエストシ君(仮名)の7本の竿のみ、なんだかとても懐かしい感じである。


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ノンアル、微アルを携えて出船!

2021年は、私にとってノンアルビール元年だ。


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キャプテンによると、最近イワシがやたらと多く、一方で鯛のアタリはかなり少ないとのこと。

確証はないが、それはアカクラゲのせいではないかと密かに睨んでいる私である。

 

釣り人からしたら厄介者でしかないアカクラゲだが、恐らく繊細な真鯛さんもアカクラゲを気持ち悪く思っているはずだ。

 

かなり昔のことになるけど、ノッコミが一段落して真鯛の食いが良くなった6月だか7月の第三海堡で、底から 7~8m付近にアカクラゲの絨毯が出来ていた時、テンヤにはガンガン喰ってくるのに、バーチカルに誘うタイラバにはアタリすらないという状況に出くわしたことがある。

当時の野毛屋ではタイラバは物好きな釣りという位置付けであり、私は好調なテンヤアングラーを羨望の眼差しでチラ見しながら、ひとり虚しく1日リールを巻き続けたのだった。

以来、タイラバのヒットゾーンにアカクラゲが群れをなしている時には、鯛はバーチカルな動きには反応しないと信じて疑わない。

 

さて、この日は金曜日だったが、翌土日に私は家を空けることが決まっており、当日の夕食用に小さいのが1枚釣れれば御の字と控えめに願っていた。

結果的にこの願いは海の神と、遊漁船界の現人神には通じた。

唯一の誤算は300gにも満たないチャリコであった為に、リリースするしかなかったことである。

 

アタリは他に2回あったが、いずれもショートバイトで針に掛からず。

この様子を見ていた遊漁船界の現人神から、私のドラグ設定について、厳しい教育的指導が入ったのだった。

 

【釣果】
7時15分出船、15時50分沖揚がり

真鯛1枚(リリース)

 

【タックル】
ロッド:がまかつ桜幻 B68-L solid.R

リール:DAIWA RYOGA BAY JIGGING C1012PE-HWL
ライン:PE0.8号、リーダー:フロロ4号

<キャスティング>
ロッド:Major Craft GIANT KILLING S73L/TR
リール:SHIMANO Vanquish C3000
ライン:PE0.8号、リーダー:フロロ3.5号

 

【本日の総括】

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凄かったね、アカクラゲ

なんか年々個体数が増えているように思えるのだが、気のせいだろうか?

 

今から十数年前の東京湾タイラバ黎明期、関東と本場関西のタイラバの大きな違いはドラグの設定だった。

約2kgにドラグをガッチリと締め、針は金龍ヒラマサというゴツイセッティングでのパワーファイトが関東スタイル、一方で9号とかの細い真鯛針を使いドラグはユルユル、針が口に入ったらスプールを押さえてアワセを入れるのが関西スタイルだった。

誘導式タイラバの普及で、東西の極端なスタイルの違いは、ある程度平準化されたように思う。

 

さて、ドラグである。

ユルユルドラグのロジックは理解できるが、これが唯一絶対の正解ではないというのが私の立場だ。

やり取りに時間を掛けすぎてバレたケースも何度も見たし、たかだか7~800g程度の小さな鯛を上げるのに何分もかけてオマツリを誘発するのも嫌だし、そもそもメリハリのある真鯛の引きの醍醐味がスポイルされるし、やはり私はユルユルではなく、程好くユルめが好きだ。何しろパワーファイト全盛の頃からタイラバやっているので、本当はもっと締めたいぐらいなのである。

 

クラゲが減ったら即リベンジに行きたいところ。