本当の緊急事態宣言前夜、池袋での自己研鑽の後に酒場ふくろへ。
酒場ふくろの瓶ビールはスーパードライの大瓶。
サウナに入った後には甘露の味のスーパードライも、寒い日の夜には単なるコクと旨味の足りないビールだ。
酒場ふくろにおける冬の風物詩、湯豆腐。
カキフライとカレー春巻。
飲み物はホッピーにチェンジ。
この夜は独りの客が多く、何組かいた二人連れも静かなトーンで会話し、マスク警察もおらず、なんとなくいつもより静かな店内の空気は、翌日から暫くはこの環境が奪われることを哀しみ、今日の一杯を沁々と味わおうという慈愛に充ちているようだった。
良い酒場の雰囲気とは、店と客の双方によって作られるものだと思う。
早くこの穏やかな日常が戻りますように。