私は今こそ認識を改めるべきなのかもしれない。
たまに裏切るのではない。
金沢八景沖のアジは、いつだって私を裏切る気満々なのである。
午前10時過ぎ。
沖上がりまで1時間を切ったところで、私のクーラーには4尾しかアジが入っていなかった。
前回10尾と惨敗に終わったリベンジのつもりが、強烈な返り討ちだ。
ラスト、俊之船長は朝イチで狙った沖の根のポイントに戻る。
潮時なのだろうか、朝よりも魚に食い気がある。しかも喰ってくるアジの型が良い。
ここで数を稼げばなんとか形にはなりそうだ。
しかし少ない残り時間に気持ちが焦るのかバラし連発。
取り込みの時にポロリと落ちる、ダブルを待ちすぎてバレる、何故だか分からないけど巻き上げでバレる、ああ、貴重なアジがバレまくるー!
そして無念の時間切れ。
やはりたまに裏切るのではなく、金沢八景のアジは私を裏切り続ける。
【釣果】
7時10分出船、11時沖揚がり
アジ14尾
【タックル】
ロッド:DAIWAライトアマダイX190
ライン:PE2号
【本日の総括】
相性が悪いといえばそれまでだが、掛けた数を考えると少なくとも20尾は確保出来たと思われ、土壇場でのバラシまくりは己の弱さ・未熟さの現れでもある。
時に釣りは無慈悲に己の限界と弱点を晒す。
しかし、船中釣果は2~15尾だったそうで、確かに厳しい戦いではあった。
平均して型が良かったこと(しかも幅が尋常じゃなく太い)、そして前回の10尾よりは釣果アップしたことを慰めに、次こそリベンジを!
ちなみに刺身は言うまでもなく旨かった。
味の鯵。