Everything in Its Right Place(SUB3.5 or DIE)

マラソン(PB3:36:04)、バンド(ベース担当)、海外独り旅(現在26ヵ国)、酒(ビール、ワイン、ウイスキー)、釣り(最近ご無沙汰)をこよなく愛する後期中年者の日常。

NO MORE 濃霧・・・トレードウインズ

港をでて5分、船は急減速し、そして止まった。

目の前にあるはずの横浜ベイブリッジが、全く見えないのである。

 

デビッド・カッパーフィールドがマジックで消した訳ではない。

霧である。

濃霧である。

 

大型船がひっきりなしに行き交う浦賀航路が真鯛のポイントだ。 

これほどの濃い霧の中では、リスクが高すぎる。

 

港に引き返ししばし様子を見たが、霧が晴れる保証はなく、そのまま出船中止となった。

船長の判断は賢明だと言えよう。

 

私の釣り人生において、最も短い乗船時間が記録された。

残念。


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家に帰るとまだ7時半。

勿論、午後ではなく、午前7時半である。

 

このままだとやけ酒が始まりそうだったので、8時半頃着替えてジョギングに繰り出した。

この日は立夏で、暦の上では夏の始まり。

まさに暦通りの強烈な日射しが頭上から突き刺さり、遮るもののない多摩川サイクリングロードは灼熱地獄。

走ることが楽しい季節は完全に終わったようだ。

 

大汗かいたのでビールを飲みたいところだが、今プルタブを引いたらやけ酒が始まってしまう。

 

私はスピンバイクに跨がり、45分ほどペダルをこぎ続けた。

更に汗だくとなった。

 

シャワーを浴び、汗で濡れた服を洗濯する。

 

もう何もすることがなかった。

いや、やるべきことは幾らでもあるのだが、何もやる気が起きなかった。

 

結局私のやけ酒祭りは、正午に始まったのだった。

長い一日だ。