腰痛は悪化の一途を辿っている。
リハビリに効果がないのか、リハビリのお陰でこの程度で済んでいるのか、イマイチ判断がつきかねるが、それでも合間を見つけてリハビリに行かざるを得ない。
リハビリ終えたら近くの吉野家で大急ぎでランチを掻き込む。
この日のオーダーもライザップ牛サラダエビアボカドだ。
明らかに接客業に不向きな男性店員は、「牛サラダエビアボガドですね」と復唱した。
私はエビアボカドと発音したはずだし、メニューにもエビアボカドと書いてある。
アボガドじゃねえ、アボカドだよこの野郎!
と、心のなかで毒づく私は、やはり少々疲れているのかもしれない。
そして慣れない仕事がもたらすストレスは相当なものなのかもしれない。
料理は旨くもなく、不味くもない。
美味しい料理ではなく、糖質を抑えたメニューを所望しているのだから、無論文句はない。
文句があるとすれば、その明らかに接客業に不向きな男性店員の応対に対してのみだ。
しかし何故こんなに気に障るのだろう。
つまらないことに拘るのはつまらない人間だからだが、つまるところ今の私はつまらない人間に成り下がっているということか。
或いは元々か?
困ったものである。