Everything in Its Right Place(SUB3.5 or DIE)

マラソン(PB3:36:04)、バンド(ベース担当)、海外独り旅(現在26ヵ国)、酒(ビール、ワイン、ウイスキー)、釣り(最近ご無沙汰)をこよなく愛する後期中年者の日常。

かに道楽新宿本店

カニ好きなパイセンに誘われて、新宿のかに道楽本店へ。

 

蟹は嫌いではないけれど、自ら進んで食べたいような食材ではなく、同店を訪れるのは同じパイセンに誘われて以来、数年ぶりだと思われる。

 

しかし、驚きましたな。

常に広い店内を埋め尽くしていた中国人団体観光客は皆無。

いや、そもそも国籍云々以前に客そのものが殆どいない。

増税で落ち込んだ個人消費、昨年のGDPの落ち込みは急降下だったが、今年の第一四半期の主要経済指標は更に恐ろしいことになりそうだ。

第二四半期に回復する保証はまるでないどころか悪化する可能性だってある。難しい判断が続いたことは間違いないとは言え、政府の対策は後手、後手な印象。地方自治体の若き首長の施策を思い付きのように模倣したり、水際対策に完全に失敗して二次三次感染が至るところで発生している今になって入国制限を強化したり、むしろ景気にマイナス効果を及ぼしかねないよなぁ。

株価の上昇という共同幻想で一部の根強い支持を集めていたのが現政権だと見なしているが、超低金利政策と量的緩和を長らく続けたせいで最早金融緩和の余地はなく、財政出動しようにも増税を強硬するほど赤字ですからね。

まぁ落ちるところまで落ちた方が後々のことを考えたらプラスに作用するかもしれない。


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空いている恩恵で、二人組の我々には過分な10畳はありそうな個室を用意してくれたし、出てくる料理は最高なクオリティのものばかり。

美味しい料理と酒を存分に堪能した。

全ての物事にプラスとマイナスの面があるとすれば、これはコロナ・ウイルスのアウトブレイクがもたらせた数少ないプラスの面と言えるのかもしれない。

 

二軒目はゴールデン街をパトロール

こちらもあれほど狭い路地を埋め尽くしていた外国人観光客の姿は皆無で、店選び放題。

 

適当に入った店では、出張で来日中という香港在住のイギリス人男性が、独り酒を飲んでいた。

客は我々しかおらず、なんとなく三人でしっぽりと飲む感じに。

英国に本社を置くコンサルタント会社のアジア・ブランチ責任者だという彼は、話題豊富で頭の回転も早いなかなか好ましい青年で、すっかり意気投合、気がつけば深夜2時を回っていた。

ヤバイな、明日も朝から仕事だというのに。

 

これもまた、コロナ・ウイルス狂想曲のプラスの面と言えるだろうか?