Everything in Its Right Place(SUB3.5 or DIE)

マラソン(PB3:36:04)、バンド(ベース担当)、海外独り旅(現在26ヵ国)、酒(ビール、ワイン、ウイスキー)、釣り(最近ご無沙汰)をこよなく愛する後期中年者の日常。

ネパール放浪記~back to Kathmandu(11/2)

トレッキング会社に数社当たってもらったのだが、カトマンズ行きのバスは全て満席だったのである。

トレッキングシーズン最盛期、更にはこの日は土曜日で、多くのネパール人もカトマンズを目指したのだと思われる。

 

仕方なく車をチャーターすることにしたのだが、日本に比べたら格段に安いし、バスに比べたら格段に快適だし、結果的には悪くない選択だった。

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ちなみにこんな車です。

 

しかし、いかに車は快適だろうとも、片側一車線(実際に路面に車線は引かれていないが)の路面状態の悪い山越えルートには、それなりに時間がかかる。

とは言え、山間部に住む人たちの暮らしが垣間見えるドライブは、なかなか興味深くもある。

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カースト(byプロビン君)毎に異なるという民族衣装、どれがどの民族かは分からないまでも、違いは分かるようになってきた。

 

そして、何と言っても胸アツなのは、すれ違うTATA製(インドの自動車メーカー)のトラックだ。


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マッデイでカラフルな塗装は、所謂塗料ではなくペンキによる手描きだと思われる。

いかにもヒンズー的な色使い、そして全く同じデザインは二つと無いようなワンオフ感。

ラクションもメロディアスで、日本では見ることも聞くことも、いや、他の多くの国でも見かけることのないこのトラックに、異国情緒を否応なしに感じるのだ。

 

鉄路はなく、空路は脆弱、首都カトマンズから第二の都市ポカラへはハイウェイと呼ぶにはあまりに貧弱なこの道一本しかなく、故に物資の輸送もこの陸路一択で、それ故に多くのトラックとすれ違うこととなる。

当然のことながら道も混雑するわけだが、TATAトラックに楽しみを見出だすことがこのロングドライブを楽しむコツではないだろうか?

 

食事休憩を入れて約7時間、カトマンズに到着したのは15時半だった。

 

山から降りてきた人間にとってはタメル地区の喧騒は不快でしかなく、ホテルでシャワーを浴びてサッパリすると(久々の温水シャワーだ)、我々は最早観光などせずに、ビールとモモ(チベット/ネワール式餃子)を求めて彷徨った。