なんと、約2ヶ月振りのラーメンですよ。
高校生以降の我が人生で、恐らく最長のインターバルではないだろうか?
次にいつ来れるのか分からない鹿児島、今は糖質量などというつまらないことに拘っている場合ではないのだ。
暑い時にはこの好ましからぬ銘柄でも甘露の味。この日の鹿児島の最高気温は実に34度、流石は南国である。
ラーメン。
ティピカルな九州ラーメンとは真逆の、透き通ったあっさり醤油スープ。
しかしこれが実にホッとする味なのだ。
観光客が行列を作る天文館の某ラーメンとは異なり、地元の客を相手にひっそりと営業を続けるこの佇まいこそ、リアル鹿児島ラーメンと呼ぶべきではないか?
メニューはラーメンと大盛、そしてメシとトッピングの高菜のみ。
専門店の矜持を感じますなぁ。
この店を私に教えてくれた叔父は、先代が亡くなり息子が継いでから味が落ちたと最近では贔屓にしていないそうだが、こむら○さきとかザ○ンでは味わえない旅愁込みのこの店は、依然として私にとっては特別なのである。
腹ごなしに城山公園の展望台まで散歩。
故郷を持たない私だが、鹿児島市内から眺める桜島の雄姿は、間違いなく私の原風景だ。
次はいつ来れるだろうか?
目に焼き付ける。