Everything in Its Right Place(SUB3.5 or DIE)

マラソン(PB3:36:04)、バンド(ベース担当)、海外独り旅(現在26ヵ国)、酒(ビール、ワイン、ウイスキー)、釣り(最近ご無沙汰)をこよなく愛する後期中年者の日常。フルマラソン・サブ3.5を本気で目指すことにしてしまった。

トリスバー(新橋)

あまり嬉しくない所用で新橋へ。

用事を済ませた帰り道、トリスバー発見。

軽く寄ってみますか。


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ウヰスキー界のホッピーのような存在であるトリス、庶民的な雰囲気を期待して入ったのだが、店内はスノッブなバーだった。
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つまようじ入れもトリスおじさん。


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いきなりハイボールというのも私のスタイルではないので、生ビール。

銘柄はプレモル、グラスにはトリスおじさん。

暑いこの時期、プレモルのコクと強めの甘味はむしろ余計かな。こんなグラスビールよりは、大ジョッキか大瓶を豪快にゴクゴクといきたいところ。


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ちなみにコースターもトリスおじさんという拘り。


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コロコロベーコンポテサラ。

おいおい、なんだよこの白い粉は!

白い粉と言っても非合法なあれじゃなくて、パルメザンチーズ、というより緑の缶の粉チーズだよな、これ!

パルメザンチーズ、というか、パルミジャーノ・レッジャーノはある程度克服した私だ。

旨いとは思わないまでも、このチーズがイタリアンで重宝される理由は少なくとも理解出来たし、積極的に食べることは依然として無いものの、わざわざ避ける理由も最早ない。

しかし、パルミジャーノ・レッジャーノと緑の缶の粉チーズは全く異なるのだ。

 

しかも、ポテトサラダの上からかけるだけではなく、サラダをよそう前の皿自体にも、大量の粉チーズが敷き詰められていた。

上にかかった虱みたいな粉チーズを避けて、無害な部分だけでも救おうと思ったけど、もう無理である。何処を食べても下品な粉チーズの味しかしない。

箸に着いた粉チーズが気持ち悪く、ナプキンで執拗に箸を拭く。

無理。この箸で何も掴みたくない。

しかも下品な粉チーズは、とにかく臭い。

私は店員を呼び、ほぼ手をつけていない、この薄汚いポテトサラダを下げて貰った。

 

何か問題ありましたか?

お口に合いませんでしたか?

 

せめてその一言があれば、少しは私も救われたかもしれないが、私の粉チーズへの憎しみは分かってもらえなかったようだ。


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トリハイクラシック。

なんだよ、この自意識過剰なトリハイは?

オメーはカクテルじゃない、所詮はトリスで作ったハイボールなんだぞ?

もう、違和感しかないよね。チープなトリスの魅力を虚飾で誤魔化すなんて愚の骨頂だ。

いや、すまん、言い過ぎた、粉チーズまみれのポテトサラダの怒りが冷めていないだけだ。


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カキの燻製オイル漬け。

悪くはないけど、ここまでの悪い印象で最早素直に受け入れることは出来ない。

トリハイよりは、白ワインに合わせたいな、これ、と、トリスバー全否定モードに入ってしまった。

 

締めて2599円。

料理二品、酒二杯といういつもの私の国民酒場での軽い飲みなら、この半額で楽しめる。

新橋で飲むぐらいなら、真っ直ぐ蒲田まで戻れば良かったのだ。

 

お釣りと一緒に次回一杯無料券を貰ったが、レシートと共に置いてきた。

 

トリスウイスキーブランディングの為のメーカー直営のこの店は、そもそも成り立ちからして私との相性は悪く、そして私は私の料理に予め粉チーズなどという家畜の餌を振り掛ける店は、絶体に受け入れられない。

つまりそんな券を貰ったところで、只のゴミなのだ。

 

ちなみにイタリアのトリノで入ったピッツェリアでは、ホールに粉チーズ係のオジサンがいて、希望すればサラダやスープにパルメザンチーズを粉にして入れてくれるシステムだった。

本場だって予め粉チーズまみれにするような不粋はしないんだぜ?

 

家で飲み直しだ!