蔓延防止元年のフットボールは延長されそうな気配である。
友や仲間と酒を酌み交わす日は、残念ながらまだ遠い。
しかし、好きな店が頑張って営業しているなら、行かねばならぬ。
義務感というよりも、支持の表明という気持ちだ。
問題は定時まで働いていると、お店が閉まってしまうことにある。
理不尽に対する怒りの午後半休を緊急取得。
埼玉屋に行こうと思っていたのだが、電車に揺られている間に気が変わり、赤羽を目指した。
埼玉屋は、私にとっては誰かと一緒に飲むべき店だ。その日まで楽しみはとっておこう。
開店10分前に到着すると、並び0。
そのまま誰も来ぬまま店は開店、マスターと私のサシの勝負である。
おお、これは四半世紀に亘り折に触れて通っている私も、初めてのシチュエーションじゃないか!
写真などという下らない記録装置は捨て去って、この状況を楽しもう。
ビール。
チレ、レバ、ナンコツ。
ホッピー。
煮込み。
梅ハイ。
つくね2本。
梅ハイおかわり。
お会計。
マスターの手際の良さに掛かれば、1人の客を捌くなんて赤子の手を捻るように楽勝で、1時間足らずで全て出尽くした。
酒も料理も米山の真髄を堪能した。
丁度私と入れ替わるように地元のおじさんが1人入ってきたが、ここまでガラガラの米山は初体験である。
また来なくては。