近い、混まない、味はそこそこ、のキャッチフレーズでお馴染み、便利な便利なコンビニエンス・ラーメン・レストランのたかちゃんらーめんに、春の限定メニューが登場した。
それがこちら、豚骨醤油らーめん。
味玉はデフォルトではなく、有料トッピング100円也であります。 ま、要はたかちゃんらーめん的な家系インスパイアですな。
確かにホウレン草とキャベツと申し訳程度に添えられた海苔がそれっぽさを演出している。
しかしながらこれは家系にあらず。
鶏油を使用していないらしいスープは単なる醤油味、麺は太くなく、卓上に家系ならではの豊富な調味料もない。
非常に中途半端な一品で、印象も凡庸そのもの。
しかしこの類い稀なる凡庸さ加減がたかちゃんらーめんの本質とも言える。
即ち感動はないが、安定感は抜群なのである。
けなしてません、ほめてます。
本当です。
しかし、こういう中途半端な家系もどきを食べると(いや、けなしてません、本当です)、昨年末をもって閉店した上々家環八矢口店が今さらながら惜しまれるなぁ。
六角屋の流れを汲む正統派ストロングスタイルの家系が近所にあったというのは、実はとても恵まれたことだったのだ。
don't take everything for granted.